ビシンコニン酸
ビシンコニン酸(ビシンコニンさん、英: Bicinchoninic acid)は、カルボキシル基を有するキノリン2つからなる弱酸である。BCAと略記される。生化学の分野で、溶液中のタンパク質の定量分析法であるビシンコニン酸法(BCA法)に用いられる。 ビシンコニン酸法ペプチド結合によりCu2+を還元したCu1+にBCAを添加すると、BCA2分子とCu1+による錯体が形成され、赤紫色の562nm可視吸光が生じる。還元剤やキレート剤の影響を受けやすいものの測定精度は高く、ローリー法やブラッドフォード法に比べ界面活性剤の影響は受けにくい特徴がある[3]。 脚注
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