ヒカルの碁 (中国ネットドラマ版)
『ヒカルの碁』(ヒカルのご、原題:棋魂、英題:Hikaru no Go)は、2020年に動画サービスiQIYIにて配信された中国のテレビドラマ。原作は週刊少年ジャンプに連載されていた少年漫画『ヒカルの碁』[1]。 個人ユーザーによる総合評価サイト、豆瓣(ドウバン)の2020年高評価中国語ドラマベスト10の第6位[2]。 中国最大手のSNS、微博(ウェイボー)ユーザーの投票や話題度で決まる2020電視劇大賞16位[3]。 2022年5月13日(金)正午より、Rakuten TVで独占先行配信開始。[4] 2022年7月16日(土)11時よりTBSチャンネル1でテレビ初放送。 2023年7月27日よりFODプレミアムで全話配信開始。[5] 2024年U-NEXT、Leminoなどの配信サイトでも配信されている。 概要主役の進藤ヒカルに相応する時光(シー・グァン)役は『琅琊榜〈弐〉〜風雲来る長林軍〜[1]』『如懿伝』、恋愛ドラマ『愛される花[2]』、ホームドラマの『小別離』などで演技力の高い子役としての評価の高かった胡先煦(フー・シエンシュウ)、藤原佐為に相応する褚嬴(チュー・イン)役は特撮ドラマ『鎧甲勇士』、『テニスの王子様』の2008年の中国リメイクドラマ版『網球王子』、続編の『加油!網球王子』、『怪しい彼女』のドラマ版『重返20歳』などでミステリアスな美男子の役が多い張超(チャン・チャオ)が主演を務めている。 実写ドラマ化の権利獲得とプロデュースを担当する株式会社AKATSUKIより2018年5月に制作開始[6]、2020年10月に配信開始[7]の発表がされた。 配信前は主演俳優3人の名前と主なキャラクターの情報は出ていたが、藤原佐為に当たるキャラクター・褚嬴(チュー・イン)の情報は伏せられていて、キャラクター紹介には兪亮(アキラ)、洪河(和谷)、瀋一郎(伊角)、方緒(緒方)などの主役以外の情報のみ出ていた為、中国は幽霊や転生は規制がかかるのでオカルト要素のない青春囲碁ドラマになると思われていた[8]。 配信開始にあたって、公式ウェイボーに原作のほったゆみ、小畑健のメッセージが寄せられた[9]。 エンディングテーマは日本のアニメ版と同じ「ボクらの冒険」の中国語カバー曲「我們的冒険」。元Kids Aliveの管野浩司はテレビ東京から連絡があり、曲と歌詞のチェックがあったとツイートしている[10]。 劇中の囲碁シーンは中国囲棋協会の協力の下、実際の中国のプロの対戦の棋譜や指南書が用いられている場面が多くある。囲碁指導は范蔚菁[11]。なお、最初の出会いとなる時光(褚嬴)対兪亮、神の一手の対局となる褚嬴対兪暁陽の棋譜などは原作漫画と同じ棋譜になっている。 ドラマ配信中に行われた三星火災杯世界囲碁マスターズの解説番組のゲストに初日は谷雨(三谷祐輝)役の紀李(ジー・リー)、2日目は主演の時光(シー・グァン)役の胡先煦、兪亮(ユー・リャン)役の郝富申が出演した[12]。 第三回呉清源杯世界女子囲碁選手権の閉幕式にドラマ出演者の郝富申、紀李、韓沐伯、趙浩閎、邵如一(アキラ、三谷、緒方、和谷、越智、役)がゲスト出席した[13]。 ドラマ配信当初は褚嬴(チュー・イン)の日本風衣装や白塗りメイクへの違和感[14]、国外では第一話の香港返還の描写の多さ[15]で不評だったが[16]、原作を尊重しつつ、中国の懐かしい時代を再現した作りで放送回を重ねるごとに評価は上がり、最終回である2020年第48週(11.22-11.28)のドラマデイリー景気指数のトップになった[17]。 番組終了後、番外編として、全国8カ所のVR体験施設・零号空間VR影院にて南梁の時代に行って褚嬴(チュー・イン)と会う体験ができるアトラクションが開設されている。[3]同サービスはグローバルVRコンテンツコミュニティVeeR VRで公開されていて3D及びVRで見ることができる[18]。 2020年12月に放送されたドラマ「了不起的女孩(英題 Dear Missy)」は監督及び俳優に棋魂の出演者が多く起用されていて、第35話に時光が褚嬴とそっくりな青年・姚遠(ヤオ・ユエン)と出会う1シーンがあるクロスオーバー作品となっている。 2021年8月時点ではYouTubeにてエンディングテーマ「我們的冒険」がカットされているバージョンが7話まで公開されていたが2022年1月現在、公開は中止されている。[19] iQIYI国際版のサイトでは日本の映像では服や背景に他のアニメのキャラクターなどがある場合にボカシがかかっているが、ボカシが無いバージョンが配信されている。[20]2022年12月に日本語字幕対応。 あらすじ1997年、9歳の時光(シー・グァン)は祖父の家の物置で古い碁盤を見つけ、碁盤に宿っていた南朝梁時代の囲碁の第一人者・褚嬴(チュー・イン)の魂を目覚めさせてしまう。時光は「神の一手」を探求したかった彼の求めに応じ囲碁をすることを約束する。探し当てた碁会所で偶然出会った天才少年・兪亮(ユー・リャン)と褚嬴の言うままに対局し圧倒的な実力で勝ち兪亮の心に強い衝撃を与える。軽い気持ちで囲碁大会に行った時光の活躍はプロ棋士たちの目に留まり、才能ある少年として囲碁道場に通うも、囲碁に生涯を捧げる覚悟のプロやプロを目指す子供達との違いに耐えられなくなり褚嬴と仲違いをして褚嬴は消える。6年後、中学三年生の時光は有望な天才少年だった頃を知る旧友を助ける為に再び囲碁の勝負をすることになり、大ピンチに陥った勝負の最中、再び褚嬴の声が聞こえ、彼と再会する。時光は中学の囲碁部の仲間や褚嬴との切磋琢磨を通じプロへの道を志す。 登場人物主要人物
方圓市十三中学囲碁部
弈江湖道場
プロ棋士
主題歌テーマソング エンディングテーマ 我們的冒険(ボクらの冒険)
劇中歌 重生 (よみがえり) 作詞:張暢、王搏 作曲:園田芳雄 歌:耿斯漢 星辰之下 (星座の下)作詞:林喬、劉恩汛 作曲: 李繽 歌:韓沐伯 永遠的明天 (永遠の明日)作詞: 査査 作曲:査査、Nu 歌:劉心 脚注
外部リンク中国実写ドラマ「ヒカルの碁」(原題:棋魂)を動画配信 | 楽天TV |
Portal di Ensiklopedia Dunia