ハーフ・ア・チャンス
『ハーフ・ア・チャンス』(原題: Une chance sur deux)は、1998年のフランスのアクション映画。パトリス・ルコント監督の作品。アラン・ドロンとジャン=ポール・ベルモンドが『ボルサリーノ』以来、28年ぶりに共演したことで話題となった[2]。 ストーリー20才にして高級車専門の窃盗犯であるアリス(ヴァネッサ・パラディ)。彼女は服役中に母親を病気で亡くした。出所の際に、母親が残した録音テープを受け取るアリス。そこには、20年前に愛した二人の男のうち、どちらかがアリスの父親だという、母親の遺言が吹き込まれていた。 父親候補の二人の男は、共に独身で初老の資産家だった。二人に会いに行くアリス。高級レストランのオーナーであるジュリアン(アラン・ドロン)は、実は大泥棒。高級車デューラーのレオ(ジャン・ポール・ベルモンド)は、外人部隊の元指揮官で、二人とも警察にマークされていた。愛らしいが泥棒でもあるアリスに惚れ込み、自分こそ父親だと張り合うジュリアンとレオ。 一人でクラブに踊りに行ったアリスは、男たちに襲われ、車を盗んで逃げ出した。ところがそれはロシアン・マフィアの車で、移送中の大金が隠されていた。ジュリアン達が金を盗んだと思い込み、襲撃して来るマフィア。事情が分からぬまま反撃し、マフィアの資産を爆破するジュリアン達。 実は、マフィアの金は警察が回収していた。日頃から目障りなジュリアン達を消す為に、マフィアに情報を流し、襲わせる警察本部長。アリスを拉致され、マフィアのアジトを破壊するジュリアンとレオ。 無事に救い出されたアリスは血液検査を受けた。しかし、結果の書かれた書類を破り捨てるアリス。どちらが父親でも良いというのは、母親の遺言でもあったのだ。 キャスト※括弧内は日本語吹替
スタッフ
日本語吹替版※日本語吹替版はテレビ東京が放送用に制作したものだが、ソフト収録も兼ねてノーカットで制作された[3]。ただ、テレビ放送は予定よりも遅れ、ソフト発売から2年後にようやく『木曜洋画劇場』で行われた[4]。 出典
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia