ネイト・ピアーソン
ネイサン・アレクサンダー・ピアーソン(Nathan Alexander Pearson, 1996年8月20日 - )は、 アメリカ合衆国フロリダ州パスコ郡オデッサ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのシカゴ・カブス所属。愛称はビッグ・ネイト(Big Nate)[1]。 メディアによっては「ピアソン」と表記されることもある。 経歴プロ入りとブルージェイズ時代2017年のMLBドラフト1巡目追補(全体28位)でトロント・ブルージェイズから指名され[2]、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブルージェイズでプロデビュー。A-級バンクーバー・カナディアンズでもプレーし、2球団合計で8試合に先発登板して防御率0.80、26奪三振を記録した[3]。 2018年にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは、ブルージェイズの組織内で4位にランクインした[4]。シーズンでは右腕の故障の影響もあり、A+級ダニーデン・ブルージェイズで1試合のみの登板にとどまった[3]。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロスに所属した。 2019年はA+級ダニーデン、AA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツ、AAA級バッファロー・バイソンズでプレーし、3球団合計で25試合に先発登板して5勝4敗、防御率2.30、119奪三振を記録した[3]。また、7月にはオールスター・フューチャーズゲームのアメリカンリーグ選抜に選出された[5]。 2020年7月29日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のワシントン・ナショナルズ戦にて先発でメジャーデビュー(5回無失点も勝敗付かず)[6]。 2021年は開幕を故障者リストで迎えた。5月3日にAAA級バッファローに配属された[3]。5月4日のMiLB開幕戦で開幕投手を務めた[7]。5月9日にMLBに昇格し[3]、同日のアストロズ戦で先発登板し、MLBでのシーズン初登板を果たした[8]。試合後に投手コーチのピート・ウォーカーと話し合い、AAA級バッファローで再調節することになり、5月11日にオプションでAAA級バッファローに降格した[3]が、肩の問題で予定していた登板を回避した[9]。 2022年は伝染性単核球症の影響でメジャーでの出場は無かった[1]。オフには翌年から中継ぎに配置転換されることを見越して、ドミニカ共和国のウィンターリーグであるリーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・デ・ラ・レプブリカ・ドミニカーナ(LIDOM)に参加し、ティグレス・デル・リセイでプレーした[1]。12イニングを無失点に抑え、16奪三振を記録した[1]。 2023年は4月25日のシカゴ・ホワイトソックス戦で2年ぶりにメジャーに復帰登板を果たすと、7月6日のホワイトソックスとのダブルヘッダー第2戦ではメジャー初セーブを挙げた。 2024年シーズン、7月25日までに41試合に登板し、防御率5.63という成績であった。 カブス時代2024年7月27日にジョシュ・リベラ、ヨヘンドリック・ピナンゴとのトレードでシカゴ・カブスへ移籍した[10]。 9月4日のピッツバーグ・パイレーツ戦では7回を無安打無失点に抑えた今永昇太の後を受け、1回を無安打無失点に抑えた。後続のポーター・ホッジも1回無安打無失点に抑え、球団史上2度目となる継投によるノーヒットノーランを達成した[11]。 選手としての特徴最速101.8mph[12](約163.8km/h)を誇る右腕で、速球は即MLBで通用する代物だが、変化球の精度が鍵と言われている[13]。憧れの人物にクリス・アーチャーを挙げている。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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