ニコラ・ミロティッチ
ニコラ・ミロティッチ・スタヨヴィッチ(Nikola Mirotić Stajović, 1991年2月11日 - )は、スペインのバスケットボール選手。スペイン代表。ポジションはパワーフォワード。モンテネグロのポドゴリツァ出身。 経歴生い立ちミロティッチは幼年期をモンテネグロで過ごし、ポドゴリツァの学校でバスケットボールを始めた。 2005年の夏、ミロティッチが14歳の時にレアル・マドリード・バロンセストのジュニアチームと契約を結んだ。 レアル・マドリード・バロンセスト(2008-2014)2006年から2008年までレアル・マドリード・バロンセストのジュニアチームでプレイした後、2008年にレアルのシニアチームと契約を結んだ。 2010-2011のユーロリーグで、ミロティッチはチームで最も優れた選手の一人になり、ユーロリーグ・ライジング・スター賞(22歳以下の選手の中で最も優秀な選手に贈られる賞)を受賞した。 2011-2012にもユーロリーグ・ライジング・スター賞に輝いており、この賞が設立されてから初めて複数回受賞した選手となった。 2011年4月、ミロティッチはレアルと5年間の契約延長を果たした。そしてレアルは2012年にスペイン国王杯とスペイン・スーパーカップ (en: Supercopa de España de Baloncesto)、2つの栄冠に輝いた。 2011年6月23日、ミロティッチは2011年のNBAドラフトでヒューストン・ロケッツに全体23位で指名された。その後、ミロティッチとの交渉権はミネソタ・ティンバーウルブズを経てシカゴ・ブルズへと移動した。 2012-13ユーロリーグシーズンにおいて、ミロティッチはユーロリーグ・ライジング・スター賞で2番目の投票数を得た(選出されたのはコスタス・パパニコラウ)。そして、オール・ユーロリーグ・セカンドチームに名を連ねた。 2014年5月、ミロティッチは昨年に引き続いて2年連続でオール・ユーロリーグ・セカンドチームに選出された。 シカゴ・ブルズ2014年7月18日、ミロティッチはシカゴ・ブルズと3年1660万ドルで契約をした。レアル・マドリード・バロンセストとの間に残っていた契約については、ブルズが金額の一部を負担してバイアウトで合意した。 2014年12月19日のメンフィス・グリズリーズ戦で、ミロティッチは6本の3ポイントシュートをすべて沈めてNBAでのキャリアハイとなる27点を記録し、試合にも103-97で勝利した。 2015年1月5日にはイースタン・カンファレンスの12月度の月間新人賞を獲得した。 2015年3月1日のロサンゼルス・クリッパーズ相手にキャリアハイを更新する29点を記録するも、試合には86-96で敗北した。その勢いのまま2015年3月は好調を維持し、1試合平均20.8得点(その内20得点以上を取った試合が8試合)、ルーキー2位となる7.6リバウンド1.2ブロックと圧巻の成績を記録している。その結果、2015年4月3日に12月度以来2回目のイースタン・カンファレンス月間新人賞に選出。新人ながら全82試合に出場。NBAオールルーキーチームのファーストチームに選出された。 2017年夏、制限付きFAとなったミロティッチだったが、再契約交渉は難航を極め、トレーニングキャンプ前の9月24日に漸く2年2700万ドルで再契約に合意した[1]。しかし、シーズン開幕直前の全体練習中にボビー・ポーティスと乱闘騒ぎを起こし、顔面骨折の重傷を負い、2017-18シーズンは、開幕から欠場。ブルズにトレードを要求したと報じられた[2]。 ニューオーリンズ・ペリカンズ2018年2月1日、オメル・アーシュク、トニー・アレン、ジャミーア・ネルソン、2018年のドラフト1順目指名権、2021年のドラフト2順目指名権を交換する権利とミロティッチ、2018年のドラフト2順目指名権とのトレードでニューオーリンズ・ペリカンズに移籍した[3]。2018年4月6日に行われたフェニックス・サンズ戦でシーズン・ハイとなる31得点、16リバウンドを記録、試合はペリカンズが122-103で勝利した[4]。2018年のプレーオフ1回戦、対ポートランド・トレイルブレイザーズの3戦目でプレーオフベストの30得点、8リバウンドを記録、試合は119-102で勝利した[5]。 ミルウォーキー・バックス2019年2月8日、ジェイソン・スミス、スタンリー・ジョンソン、2019年のドラフト2巡目指名権、2020年のドラフト2巡目指名権2つ、2021年ドラフト2巡目指名権とのトレードでミルウォーキー・バックスに移籍した[6]。 FCバルセロナ2019年6月29日、NBAを離れてのFCバルセロナ・バスケットと契約した[7]。 スペイン代表ミロティッチは、スペインのジュニアナショナルチームのメンバーに選ばれていた。 ミロティッチは2010年のFIBAバスケットボール欧州U-20選手権でスペインが銅メダルを勝ち取るための助けとなり、大会のオール・トーナメントチームに選出された。 また、翌年の2011年大会ではスペインを金メダルへと導いている。その大会でミロティッチは試合平均27点10リバウンドを記録し、最優秀選手と得点王に輝いた。 ミロティッチはフル代表としてはモンテネグロ代表、スペイン代表のどちらでプレイをするか注目されていたが、2015年FIBAヨーロッパ選手権でスペイン代表デビューを果たし[8]、2016年リオデジャネイロオリンピックにも出場している。 タイトル、記録などタイトル
受賞歴
個人成績
NBAレギュラーシーズン
プレーオフ
脚注
外部リンク
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