ナショナルクラブベースボールシリーズナショナルクラブベースボールシリーズは、社会人野球のクラブチームにより争われる大会のうち、全国的な統括団体である日本野球連盟が主催する4つの大会の総称である。 クラブチーム日本一を決める全日本クラブ野球選手権大会の説明は同項にゆだね、本項では残る3大会(東日本クラブカップ、中日本クラブカップ、西日本クラブカップ)について説明する。 概要クラブチームを対象とする日本野球連盟主催大会としては、1976年から開催されている全日本クラブ野球選手権大会があるが、近年のクラブチームの劇的増加により、クラブ選手権に出ることも難しい状況になってしまっていた。そのため、2006年2月21日の日本野球連盟理事会において、クラブチーム間の交流を深めることを目的とし、クラブ選手権の本戦に出場できなかったチームで大会を行なうことが決定した。 大会は、東日本・中日本・西日本の3地区に分け、それぞれを独立した大会として行われ、チームの負担等を考慮し、優勝チーム同士の王者決定戦などは行われなかった。 当初はクラブ選手権予選の次点チームが出場する大会として位置づけられていたが、晩年ではクラブ選手権予選終了後に新たにクラブカップ予選を実施する地区もあった。 2009年は、前年秋からの景気変動を受けて社会人野球を取り巻く環境が厳しくなったことから一時的に中止、また2011年は東日本大震災の影響で主要大会が軒並み中止となったことを受け、各クラブカップも中止となった。 各大会は8チームが出場してトーナメントで優勝を争う。初日は1回戦4試合を行い、2日目に準決勝と決勝を行う。地区ごとの出場チーム数は毎年見直しが行われており、開催地の所属する地区に手厚く出場枠が割り当てられている。 2014年、クラブチームを取り巻く環境の変化から、全国大会へのステップとしての位置づけを図る目的が達成されたとして、同年の第7回大会を最後に終了させることが発表された(日本野球連盟2014年第1回臨時理事会)。 各大会の概要東日本クラブカップ
中日本クラブカップ
西日本クラブカップ
(最優秀選手はすべて優勝チームの選手) 脚注
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