ドギューン!!
『ドギューン!!』 (Dogyuun) は、東亜プランが業務用に開発しタイトーより1992年に販売された縦スクロールシューティングゲーム。 後にケイブのシューティングゲームを多く手掛ける井上淳哉のデビュー作である。 概要自キャラの攻撃をすべてレーザーにし、大型の空中物を多数登場させ、当時のシューティングとしては珍しくショットのパワーアップが無い、など、従来の東亜プランとはやや異なるテイストとなっている。 当初は『達人王』より先に発売される予定であった。 全10面。何周もループするが、実際にはバグにより5周目でゲームが停止してしまう。 工場出荷設定では、スコアによる残機アップが20万点の一度しかない。当時のゲームとしては珍しくパワーアップがほとんどないので一回死んだら終わりというわけではなく残機数が重要なゲームである。 コンシューマプラットフォームへの移植は長らく行われていなかったが、セガトイズ(後のセガ フェイブ)より2022年に発売の復刻ゲーム機『アストロシティミニ V』に収録された[1]。2024年には株式会社TATSUJINより『Amusement Arcade TOAPLAN』を通じてiOSとAndroidスマートフォン向けに発売されている。 ゲームシステム8方向レバーと3ボタンにより自機を操作する。東亜プランのゲームで唯一3ボタンを使用する。 ショットAボタンで発射する。一定時間ごとに色が変化するショットアイテムを取得することで、ショットを切り替えることができる。同色のアイテムを取った場合はボーナス点が入る。なお、パワーアップは無い。
パーツパーツは装備中にBボタンを押すことで効果を発揮する。パーツは一種一個しか装備できないので、同種のパーツを取った場合はボーナス点が入る。パーツ装備中にCボタンを押すと、パーツを後方に捨てる。
プリソナービームパーツを装備していない状態でCボタンを押すと、自機の後方(下)から短いビームを発射する。このビームを空中の敵に当てると、自機の後方に吸い付けて1発分の盾として使用できる。付着してる時間とともに得点が加算されるが、大型の敵を付けてる時は自機の移動速度が大幅に下がる。 同社『ゼロウィング』にもあったシステムだが、敵を前方(上)へ盾にすることができないので、使いにくくなっている。
ロボット最終面では、アイテムの一種「ロボット」を取得することで、自機がタイトルに登場したロボット形態となり、敵ロボット群に無数のパンチを叩き込んで倒して行くという展開になる。ラスボスの直前でこのパワーアップは解除され、ラスボス戦は通常のシューティングゲームに戻る。 隠しアイテム特定のボスを、特定の色のショットで倒すと出現する。多くの場合、威力の弱い緑色ショットやそのボスに不向きな性質のショットが条件になっているので、上級者向けの隠し仕様だと言える。 一定時間ごとに「10万点ボーナス」と「エクステンド」が切り替わる。一度「エクステンド」を取ると以後は隠しアイテム自体が出現しなくなるので、ハイスコアを狙うなら可能な限り「10万点ボーナス」を取り続ける必要がある。 この特殊アイテムをプリゾナービームで捕獲し、捕獲している特殊アイテムを特殊アイテムにぶつけると2つ同時に同じものを取ることが出来る。このゲームで唯一のエクステンドの機会を2度に増やせるため、攻略手順として、4面で赤を選んでプリゾナーで捕獲し、5面を紫でクリアし、ぶつけて2UPという手順がよく用いられた。 出典
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