トロイヒトリンケン - ヴュルツブルク線(トロイヒトリンゲン - ヴュルツブルクせん、ドイツ語: Bahnstrecke Treuchtlingen–Würzburg)はバイエルン州ミッテルフランケン地域のトロイヒトリンゲンとウンターフランケン地域のヴュルツブルクを結ぶ鉄道路線である。主な経由地はグンツェンハウゼン、アンスバッハ、シュタイナッハ、マルクトブライト、オクセンフルトである。
停車場・施設・接続路線
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MT線、DT線
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0.0
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トロイヒトリンゲン
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420 m
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トロイヒトリンゲン - ニュルンベルク線
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ネルトリンゲン - プラインフェルト線
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23.7
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グンツェンハウゼン
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421 m
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ネルトリンゲン - プラインフェルト線
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国道13号
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29.6
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ムール・アム・ゼー
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422 m
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35.6
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トリースドルフ
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435 m
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ニュルンベルク - クライルスハイム線(ニュルンベルク方面)
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51.4
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アンスバッハ S4終着駅
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408 m
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ニュルンベルク - クライルスハイム線(ドムビュール方面)
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地方道St1066
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国道B13
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59.6
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レールベルク
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411 m
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フランケン・レーツァート川
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64.2
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旧ローゼンバッハ(バイエルン)
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422 m
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70.8
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オーバーダッハシュテッテン
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438 m
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国道B13
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75.2
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マルクトベルゲル 旧信号所
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79.9
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ブルクベルンハイム・ヴィルトバート
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392 m
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~1978: ブルクベルンハイム
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シュタイナッハ - バート・ヴィンツハイム線
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国道B470
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シュタイナッハ - ドムビュール線(ローテンブルク方面)
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83.1
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シュタイナウ(ローテンブルク近郊)
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368 m
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90.1
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旧エルメッツホーフェン
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380 m
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クナウフ工場側線
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380 m
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国道B13
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96.3
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ウフェンハイム
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340 m
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102.6
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ヘルンベルヒトハイム
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309 m
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106.3
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旧グノェッツハイム
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206 m
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112.0
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旧オーベルンブライト
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206 m
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113.5
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マルクトブライト
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206 m
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マイン地方線マルクトブライト
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自動車道A7
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マイン地方線オクセンフルト
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119.0
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オクセンフルト
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192 m
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国道B13
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旧オクセンフルト - ヴァイカースハイム線(ヴァイカースハイム方面)
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123.4
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ゴースマンスドルフ
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126.3
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ヴィンターハウゼン
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189 m
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128.6
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旧ロッテンバウアー
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自動車道A3
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132.6
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旧ランダースアッカー
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133.9
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ヴュルツブルク・ハイディングフェルト東駅
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km誤差
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モースバッハ - ヴュルツブルク線
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ヴュルツブルク・ハイディングスフェルト西分岐点
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マイン川
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国道B19
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137.8
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ヴュルツブルク南駅
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B-W線、F-W線
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国道B8
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140.2
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ヴュルツブルク中央駅
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181 m
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高速線、MS線
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歴史
バイエルン王立鉄道時代
この路線は三つの区間の開通を通じて形成された。
- 1859年7月1日: アンスバッハ - グンツェンハウゼン間開通。
- 1864年7月1日: ヴュルツブルク - アンスバッハ間開通。
- 1869年10月2日: グンツェンハウゼン - トロイヒトリンゲン間開通。
アンスバッハはルートヴィヒ南北鉄道と連結されなかったので、グンツェンハウゼン方面の連結線を賃貸鉄道(Pachtbahn)の形で建設させた。この路線の運営はバイエルン王立鉄道が担当して、アンスバッハ - グンツェンハウゼン区間はノイエンマルクト - バイロイトおよびパーシング - シュターンベルク区間の後を継ぐ三番目の賃貸鉄道路線であった。
1861年に制定された鉄道建設法案によりトロイヒトリンゲン - ヴュルツブルク区間が完工されて、アンスバッハ駅は通過式駅(Durchgangsbahnhof)となった。グンツェンハウゼン - トロイヒトリンゲン区間は1869年10月2日に開通されて、「アルトミュール鉄道」の北部路線に当たる。
ドイツ連邦鉄道時代
この路線の電化は1965年3月15日完了した。1978年社会実現プロジェクトの一環として、総計15所の乗降場が廃止された。バス路線が廃止駅の区間を結ぶ機能を果たすこととなった。1993年には貨物の取り扱いが多くの駅で中止された。
ドイツ鉄道時代
2016年7月18日にオクセンフルト - ヴュルツブルク区間で走行中の普通列車で、アフガニスタン出身の難民が斧と刃物で乗客を襲う事件が発生した[2][3]。この事件で四人が重傷を、一人が軽傷を負って[3]、犯人は居所であるヴュルツブルク市ハイディングスフェルト町で特殊急襲部隊により射殺された[4]。
2018年に新しいプラットフォームがオーバーダッハシュテッテン駅とウフェンハイム駅に、電子式信号扱い技術の改良過程で設置された。ハイディングスフェルト東駅は1980年代以後廃止されていたが、2022年12月に営業は再開された[5]。同時に私設鉄道のゴー・アヘッド社(Go Ahead Bayern)がアウクスブルク電車路線網(E-Netz Augsburg)の一部として中距離列車の運営を担当することとなった[6]。
運行形態
遠距離輸送
この路線は過去にはドイツ南北の遠距離輸送に重要な路線で、ニュルンベルク経由の場合よりも時間的に有利であった。ICE列車はヴュルツブルク中央駅を出発すると、アンスバッハ駅で停車しアウクスブルクの方面に走行する[7]。
- ICE 25: ハンブルク・アルトナー/ベレーメン - ハノーファー - ゲーティンゲン - カッセル・ヴィルヘルムスホェーエ - フルダ - ヴュルツブルク - アンスバッハ - トロイヒトリンゲン - アウクスブルク - ミュンヘン。一日2往復。
- IC 26: ハノーファー - ゲーティンゲン - カッセル・ヴィルヘルムスホェーエ - フルダ - ヴュルツブルク - シュタイナッハ(ローテンブルク近郊) - アンスバッハ - トロイヒトリンゲン - アウクスブルク - ベルヒテスガーデン/オーバーストドルフ。一日一往復。
地域輸送
地域輸送の部門にこの路線は2022年12月までDBレギオのヴュルツブルク電車路線網に属したが、現在ゴー・アヘッド鉄道が地域輸送を担当する。ヴュルツブルク - マルクトブライト区間はマイン=フランケン運輸連合(Vehrkehrsverbund Main-franken, VVM)の区域に属し[8]、マルクトブライト - トロイヒトリンゲン区間の運賃はニュルンベルク広域運輸連合(Verkehrsverbund Großraum Nürnberg, VGN)により管理されている[9]。
- 快速列車(RE 80); (ミュンヘン - メーリング - アウクスブルク - ドナウヴェルト -)トロイヒトリンゲン - グンツェンハウゼン - ムール・アム・ゼー - トリースドルフ - アンスバッハ - オーバーダッハシュテッテン - ブルクベルンハイム・ヴィルトバート - シュタイナウ(ローテンブルク近郊)- ウフェンハイム - マルクトブライト - オクセンフルト - ヴィンターハウゼン - ハイディングスフェルト東駅 - ヴュルツブルク南駅 - ヴュルツブルク。60分間隔。ゴー・アヘッド所属。使用車両はデジロHCあるいはミレオ。
- 普通列車(RB 80); マルクトブライト - オクセンフルト - ヴィンターハウゼン - ハイディングスフェルト東駅 - ヴュルツブルク南駅 - ヴュルツブルク。通勤時間および午後昼時間帯運行[7]。使用車両は425形電車あるいは440形電車。
参考文献
- Siegfried Bufe: Eisenbahn in Mittelfranken. Bufe-Fachbuchverlag, München 1980. ISBN 3-922138-09-8.(ドイツ語)
- Jörg Frank, Rolf Frank: Eisenbahnkreuz Treuchtlingen. Bufe-Fachbuch-Verlag, Egglham 1987. ISBN 3-922138-35-7.(ドイツ語)
- Peter Heinrich, Hans Schülke: Bahnknotenpunkt Würzburg. EK-Verlag, Freiburg 1990. ISBN 3-88255-870-9.(ドイツ語)
- Jörg Schäfer, Steffen Seiter: 150 Jahre Eisenbahn in Ansbach. Kempf-Druck, Ansbach 2009.(ドイツ語)
脚注・出典
外部リンク