トランスペナイン・エクスプレス
トランスペナイン・エクスプレス(英語: TransPennine Express)[1]はイギリスの列車運行会社。スコットランドの公共交通運営会社であるファーストグループの子会社で、イングランド北部とスコットランドの地域・都市間列車を運行している。トランスペニー・エクスプレスと和訳する資料も存在する[2][3]。 沿革「トランスペナイン・エクスプレス」という愛称は1990年代にイギリス国鉄が複数のセクター(部門)に分割された際、地域輸送部門であるリージョナル・レールウェイズによって命名されたのが始まりである。民営化後はノーザン・スピリットに受け継がれたが、2000年に発表されたイングランド北部のフランチャイズの再編により、長距離列車網が独立したトランスペナイン・エクスプレス・フランチャイズとなった[4][5]。2003年7月、このフランチャイズの運営権がファーストグループとケオリスによる合弁事業へ授与されることが決定し、2004年2月1日からファースト・トランスペナイン・エクスプレスとしての運行が開始された。この後、2007年11月にはヴァージン・クロスカントリーが運行していたマンチェスター・ピカデリー駅 - エディンバラ・ウェイヴァリー駅・グラスゴー・セントラル駅間の都市間列車がファースト・トランスペナイン・エクスプレスに移管された[6][7]。 2014年7月からは次なる運営者の選考が行われ、2015年12月にファーストグループに授与されることが決定した。2016年4月1日からブランド名を元のトランスペナイン・エクスプレスへ戻した上で列車運行を開始し、2023年3月31日まで運営されることになっている[8][9]。また、同日以降フランチャイズの見直しに伴いマンチェスター空港駅 - ブラックプール・ノース駅間、マンチェスター空港駅 - バロー・イン・ファーネス駅間、オクセンホルム駅 - ウィンダミア駅の運営権がノーザンに移管されている[10]。 運行2018年10月現在、トランスペナイン・エクスプレスは以下の3系統で列車運行を実施している[11]。
また、2019年5月からはリヴァプール・ライム・ストリート駅 - グラスゴー・セントラル駅間をウェスト・コースト本線を用いて結ぶ系統が、同年12月以降はクロスカントリーと合同でリヴァプールからエディンバラ・ウェイヴァリー駅を経由しニューカッスルへ向かう系統の運行を開始する事が決定している[12]。 車両ファースト・トランスペナイン・エクスプレス時代から継続して使用している車両に加え、2019年以降はCAF、日立製作所などが製造する各種車両を導入する予定となっており、それらの車両にはNovaという愛称がつけられている[13]。 在籍車両
過去の車両
関連項目脚注注釈
出典
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