トヨタ・コロナEXiVコロナEXiV(コロナエクシヴ、CORONA EXiV)は、トヨタ自動車がかつて生産・販売していた4ドアハードトップ型の乗用車である。 初代[1] T18#型(1989年 - 1993年)
コロナクーペの後継として、セリカのプラットフォームをベースに開発された4ドアピラーレスハードトップである。カリーナEDとはプラットフォームを共有する姉妹車の関係にある。 ボディは全高を低くとることで、居住性や実用性よりも流麗なスタイリングを重視。熟年層向けなイメージであったコロナセダン・カリーナセダンとは違い、若年層に受け入れられた。 駆動方式は前輪駆動で、排気量は1,800cc、2,000ccの2種類のエンジンをラインナップしており、四輪操縦と二輪操縦の切替可能な世界初デュアルモード4WSを搭載した。なお、同時期のセリカに搭載されていたアクティブサスペンション、4WDターボモデルは設定されていなかった。
2代目[4] T20#型(1993年 - 1998年)
2代目はカリーナEDとともにセンターピラーを持つ4ドアピラードハードトップとなり、ボディの大型化によって3ナンバーサイズとなった。CM出演者は本木雅弘(1995年改良型より)で、後にプログレや3代目アルファードのCMにも出演する。 前輪駆動の3S-GE型搭載モデルにおいては、前期型でオプションだったスーパーストラットサスペンションが後期型では標準装備になる(カリーナEDは後期型でもオプション)。 全日本ツーリングカー選手権(JTCC)に参戦するなどスポーティさをアピールしていたが、この頃になると時代の流行がハイソカーやスポーツカーからRV等の大型な車両に移っていったほか、サイズアップによりEXiVの取り扱い店であるトヨペット店では3ナンバーのマークIIと競合したことで人気は下火となった。
車名の由来
モータースポーツ1994年にスタートした全日本ツーリングカー選手権(JTCC)において、1995年よりトムスとトヨタ本社のモータースポーツ部の共同開発の形でエクシヴが投入された。選ばれた理由は、94年にワンサイズ小さいカローラセレスを使用していたつちやエンジニアリングがストレートで圧倒的な優位を見せていたが、カローラは車体が大きくなく、レイアウト面の難しさからコーナリングスピードはトムスGBが製作したトヨタ・コロナよりも劣っていたことから、コーナリングスピードの速いワイドボディーの車で前面投影面積が最小だった当車が選定された 惜しくもドライバーズタイトル獲得は成らなかったが、1996年にはトムスにチームタイトルをもたらした。1997年トヨタはFR車の可能性を模索するべくチェイサーを投入するが、エクシヴも1998年のシリーズ終了まで引き続き使用され活躍した。またマカオ・ギアレースにも参戦し、1995年にチームトムスのエクシヴをドライブするケルヴィン・バートが宿敵シュニッツァーBMW勢を下し総合優勝、ジュリアン・ベイリーも総合3位を獲得した。 脚注注釈出典
関連項目
EXiVでJTCCを走ったドライバーTOM's CERUMO BANDOH 外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia