トム・コーラー
トーマス・R・コーラー(Thomas R. Koehler, 1986年6月29日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市ブロンクス区出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。 経歴プロ入り前少年時代はニューヨーク・ヤンキースのファンだった[1]。 プロ入りとマーリンズ時代2008年のMLBドラフト18巡目(全体538位)でフロリダ・マーリンズから指名され、6月11日に契約。契約後、傘下のA-級ジェームズタウン・ジャマーズでプロデビュー。15試合(先発13試合)に登板して5勝5敗、防御率3.68、58奪三振を記録した。 2009年はまずA級グリーンズボロ・グラスホッパーズでプレーし、18試合に先発登板して5勝5敗、防御率3.20、82奪三振を記録した。8月にA+級ジュピター・ハンマーヘッズへ昇格。6試合に先発登板して4勝1敗、防御率3.38、25奪三振を記録した。 2010年はAA級ジャクソンビル・サンズで28試合に先発登板。16勝2敗、防御率2.61、145奪三振と好成績を残し、サザンリーグの最優秀投手に選ばれた[2]。 2011年はAAA級ニューオーリンズ・ゼファーズでプレーし、28試合に先発登板して12勝7敗、防御率4.97、116奪三振を記録した。オフの11月18日にマーリンズとメジャー契約を結び、40人枠入りした[3]。 2012年3月18日にAAA級ニューオーリンズへ異動し、そのまま開幕を迎えた。開幕後はAAA級ニューオーリンズでプレーし、28試合に先発登板して12勝11敗、防御率4.17、138奪三振を記録した。9月2日にメジャーへ昇格し[4]、9月5日のミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャーデビュー。1点ビハインドの6回表から登板したが、2回を投げ3安打4失点だった[5]。シーズン最終戦となる10月3日のニューヨーク・メッツ戦で先発として初登板を果たしたが、5回を投げ6安打3失点でメジャー初黒星を喫した[6]。この年メジャーでは8試合に登板して0勝1敗、防御率5.40だった。 2013年2月19日にマーリンズと1年契約に合意。3月22日にAAA級ニューオーリンズへ異動し、そのまま開幕を迎えた。4月19日にジョン・メインがDFAとなったため、メジャーへ昇格[7]。昇格後はリリーフとして6試合に登板していたが、5月12日のロサンゼルス・ドジャース戦から先発に復帰。6月20日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦では7回を3安打1失点に抑え、メジャー初勝利を挙げた[8]。24試合に登板したが、7月4日にヘンダーソン・アルバレスが故障者リストから復帰したため、AAA級ニューオーリンズへ降格した[9]。7月13日にチャド・クオルズがパタニティ・リスト入りしたため、メジャーへ昇格。その後は先発ローテーションに定着した。この年は29試合(先発23試合)に登板して5勝10敗、防御率4.41、92奪三振を記録した[10]。 2014年は、フルシーズン先発ローテーションに定着し、32試合に登板した。防御率3.81、自身初の二桁勝利となる10勝10敗、153奪三振という成績を記録し[10]、重要な役割を果たした。 2015年は、ホセ・フェルナンデスやアルバレスらの主力先発投手を欠く中、年間通じて唯一ローテーションを守って1試合のリリーフ登板を含む32試合に登板。防御率4.08、11勝14敗(2年連続二桁勝利)、WHIP1.37という成績で[10]、前年よりは全体的にやや低下したが、それでもローテーションの軸として重要な役割を演じた。 2016年も先発ローテーションを守ったが、防御率4.33、9勝13敗という成績に終わり[10]、連続二桁勝利が2年でストップしたほか、防御率も悪化した。 2017年は移籍までに12試合に先発したが、防御率7.92、1勝5敗[10]とさらに成績を落としていた。 ブルージェイズ時代2017年8月19日にオスマン・グティエレスとのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[11]。8月24日のレイズ戦で移籍後初先発登板したが、敗戦投手となった[12]。それ以降はリリーフに転向し、14試合に登板した。結局ブルージェイズでは15試合登板(先発1試合)で防御率2.65、0勝2敗[10]と一定の復活を見せた。12月1日にノンテンダーFAとなった[13]。 ドジャース時代2017年12月20日にロサンゼルス・ドジャースと1年契約を結んだ[14]。 2018年は1試合も登板することなく、11月20日にドジャースから放出された[15]。 2020年3月2日引退を表明した 詳細情報年度別投手成績
年度別打撃成績
年度別守備成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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