トプカプトロフィー
トプカプトロフィー(英語: International Topkapi Torophy / トルコ語: Uluslararası Topkapı Koşusu ウルスラルアラス・トプカプ・コシュスゥ)は、トルコ・イスタンブールのヴェリエフェンディ競馬場芝コース1600メートルで行われる競馬の競走(平地競走)[1]。トプカピトロフィーとカナ表記される場合もある[4]。 国際セリ名簿基準書のパートII国[2]であるトルコにおいて外国調教馬に開放された国際競走のひとつで[1]、ボスポラスカップ(芝2400m)とともに毎年9月第1週の週末に行われるインターナショナルレーシングフェスティバルの2日目(日曜日)メインレース[4]。 概要トプカプトロフィーとボスポラスカップは、トルコ競馬の代表的な国際競走で[4][5]、招待競走ではないが、国際セリ名簿基準書のパートI国からの出走に対しては主催者のトルコジョッキークラブから輸送費補助(1万2000〜1万8000ユーロ)が支給される[1]。 賞金額においてクラシックディスタンスのボスポラスカップよりマイルの当競走のほうが高額に設定されており、トルコ国内ではガジ賞(ガジダービー)に次ぐ国内第2位の高額賞金競走である[3]。しかし、トルコリラは2018年以来通貨価値下落に見舞われ[6]、トプカプトロフィーは外国通貨に換算した実質賞金額が激減した状況(2017年約3500万円→2022年約1350万円)にあり、外国調教馬の参戦がほとんど見られなくなっている(2022年までの5年間に1頭)[7]。 歴史トプカプ賞という名称の競走はイスタンブールで国際競走開始以前から開催されており、1970年代まで遡ることができる[7]。 1991年、前年で始まった国際競走の拡充を目的としてトプカプトロフィーが創設された[5]。翌1992年にインターナショナルレーシングフェスティバルの日程に組み入れられ、1999年から9月上旬の週末にボスポラスカップと同日開催する日程が定着した[8]。2003年に国際セリ名簿基準書のパートIIに記載されてブラックタイプ競走に昇格[9]。 2007年の賞金増額により1着賞金が60万ドルと欧州の最高賞金額のマイル競走となり[10]、2009年にトルコがパートII国に昇格したのに合わせて記載がパートIに移り、国際G2競走に認定された[1]。 2010年に賞金が約半額に減額されてからも外国馬の登録を集めていたが、2018年以降のトルコリラ下落による実質賞金の激減により外国馬の参戦がなくなり[7]、2022年に国際G3に降格した[9]。 年表
歴代優勝馬
脚注
外部リンク |
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