トゥ・ウィークス・ウイズ・ラブ
『トゥ・ウィークス・ウイズ・ラブ』(Two Weeks with Love)は、1950年のアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ・ミュージカル映画。日本では劇場未公開。監督はロイ・ローランド、出演はジェーン・パウエルとリカルド・モンタルバンなど。メトロ・ゴールドウィン・メイヤーの制作で、ジョン・ラーキンの原案をもとにラーキンとドロシー・キングスリーが脚本を執筆している。 20世紀初頭のロビンソン一家に焦点を当てている。娘たちのパティ(ジェーン・パウエル)とメルバ(デビー・レイノルズ)はパフォーミング・アーツに長けており、息子たちは花火やいたずらが大好きである。ロビンソン夫人(アン・ハーディング)は若者たちの恋に非常に思慮深い。ロビンソン一家はニューヨーク市にある自宅を離れ、州北部にあるリゾート・ホテル「キサミー・イン・ザ・キャッツキル」に滞在し、娘たちはそれぞれ恋をする。 ストーリーロビンソン一家はリゾート地「キサミー・イン・ザ・キャッツキル」にあるスタンリー・ハウス・ホテルにて毎年恒例の2週間の休暇を過ごす。リゾートのオーナーの息子ビリー(カールトン・カーペンター)はパティ(ジェーン・パウエル)に惹かれているが、17歳になったばかりのパティは16歳のビリーがより幼く思えてビリーの誘いをことごとく断る。妹のメルバ(デビー・レイノルズ)はビリーに興味があるが、ビリーはパティを追いかけまわしてばかりいる。 パティと、やや年上の女優である友人のヴァレリー(フィリス・カーク)はリゾートにやってきたばかりのハンサムなキューバ人デミ(リカルド・モンタルバン)を取り合う。ヴァレリーはパティに誤ったアドバイスをしてパティがまだ子供であるように見せる。 ロビンソン氏は、ビリーが父親から長ズボンを、パティが母親からコルセットを着用するのを禁止されたと不平を言うのを聞きつける。妻の意見に関わらず、ロビンソン氏はパティにコルセットを買い与えようとして誤って黒い留め具のある医療用コルセットを買ってしまい、体を曲げようとすると鋼の骨組みが固まる。 バラエティ・ショーにて、ヴァレリーはオーナーに吹聴してパティを降板させようとするが、ヴァレリーは自身のダンス・シューズが見つからず舞台に上がれず、パティが代役となりデミと踊る。ダンスの最中、パティはコルセットが固まって動けなくなり、舞台から運び出される。 ロビンソン夫人はコルセットをほどき、翌日ちゃんとしたコルセットを買うと約束する。デミがリゾートから帰る際、パティの両親からパティを自宅に招待する許可を得る。 キャスト
楽曲
評価MGMの記録によると、アメリカとカナダで$1,695,000、その他で$1,100,000の興行収入があり、利益は$199,000となった[1][2]。 本作公開後、1914年の楽曲「Aba Daba Honeymoon」が大ヒットし、MGMはワシントンDCをはじめとして、各都市のロウズ映画館にデビー・レイノルズとカールトン・カーペンターを送り込んだ[3]。 2004年、アメリカン・フィルム・インスティチュートにより「Aba Daba Honeymoon」がアメリカ映画主題歌ベスト100にノミネートされた[4]。 サウンドトラック・アルバム
『Two Weeks with Love』は本作のサウンドトラック・アルバム。MGMレコードから10インチLPアルバムがカタログ番号E-530でリリースされた。全曲ジョージ・ストール指揮によるMGMスタジオ・オーケストラによる伴奏である[5]。 収録曲A面
B面
コミックブック化
出典
外部リンク |
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