ディファイアント級
ディファイアント級(-きゅう、Defiant class)は、アメリカのSFテレビドラマ『スタートレック』シリーズに登場する宇宙艦隊保有の宇宙船のクラス名の一つである。なお、defiantとは英語で「挑戦的な」という意味。 概要全長170m、デッキ数5、乗員約50名。 惑星連邦宇宙艦隊における初の戦艦。宇宙艦隊は惑星連邦防衛という軍事的機能を有してはいるものの、平時は外交や未知宙域の探査、科学調査などの任務を行っているということもあり、戦闘目的に特化した宇宙艦を開発していなかった。しかしボーグ集合体の脅威が増大したことを受け、2366年よりユートピア・プラニシア・フリート・ヤードで新兵器の開発プロジェクトが始まった(プロジェクトには後のディープ・スペース・ナイン司令官ベンジャミン・シスコも参加していた)。 ディファイアント級はこのプロジェクトによって設計されたクラスで、宇宙艦隊初の戦艦として配属される予定であった。しかしボーグの脅威が薄まったことや、設計上の欠陥があることなどを受け、量産計画は見送られることとなった。しかし、2370年代に入ってから増大しはじめたドミニオンの脅威に対抗するために、宇宙基地ディープスペースナインに配属。DS9で実地運用をしながら徐々に欠陥を矯正・克服し、量産体制に入る。 特徴ディファイアント級は護衛艦[1]に分類されており、宇宙艦隊初の戦闘を主目的とした宇宙艦である。そのため、エンジンとシールド、魚雷格納庫などの武装にリソースの大半が占められ、標準的な連邦艦にみられる科学ラボやホロデッキ、個室船室などの設備を持っておらず、艦長室さえもない。 武装の中核は両舷に装備されたパルス・フェイザーキャノン。船体規模はU.S.S.エンタープライズEの10分の1でも、主砲はエンタープライズ-Eの12型フェイザーとほぼ同等の威力があるとされている。主砲であるパルス・フェイザーキャノンはエンジンと直結された砲であり、事実上エンジンが動いている限りエネルギー切れはないものと思われる[誰によって?]。その他の補助フェイザーはエネルギーセルを供給することで発砲する使用制限のある砲であると思われる[誰によって?](フェイザーに記述があるので参照)。 なお、ディファイアントにはそれ以外に通常のフェイザータレットが後方に4門、上面に8門、下面に6門ある。 威力の高い補助武装として量子魚雷が装備されているが、PCゲームでは積載本数が5基という極端に少ない数となっている[2]。 ロミュランに奪取されたU.S.S.プロメテウスの奪還艦隊にはアキラ級(U.S.S.スペクター)に同行して二隻のディファイアント級が配備されていた。 また、イントレピッド級と同様、シャトルを用いることなく、単独で惑星に着陸できる特長がある。 ディファイアント級宇宙船一覧
名称不明艦『スタートレック:ヴォイジャー』(VOY)において第81話「プロメテウスの灯を求めて」に2隻のディファイアント級が登場する。ロミュランに奪われたプロメテウス級U.S.S.プロメテウスNX-59650を奪回するために、アキラ級宇宙艦と共にロミュラン・ウォーバードと激しい交戦をする。これらの船は船名も登録番号も不明であるが、宇宙艦隊がディファイアント級を量産し緊急事態に備えていることが分かるシーンでもある。 VOY最終話「道は星雲の彼方へ」のラストシーンにおいてもディファイアント級が確認できるが、こちらも詳細は不明である。 関連項目脚注
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