ディスクリートキャット
ディスクリートキャット(Discreet Cat、2003年5月1日 - 2023年5月20日)はアメリカ合衆国生産、アメリカ合衆国とUAEで調教を受けた競走馬・種牡馬。主な勝ち鞍は2006年のシガーマイルハンデキャップ、UAEダービー、ジェロームブリーダーズカップハンデキャップ。 競走馬時代2005年8月にニューヨーク州サラトガ競馬場のメイドン(未勝利戦)でデビューし勝利。その後ゴドルフィンにトレードされ、サイード・ビン・スルール厩舎へ転厩した。 2006年は3月のアリージトロフィーを勝った後UAEダービーに出走。日本から遠征したフラムドパシオン、無敗のウルグアイ三冠馬インヴァソールらを相手に圧勝した。その後アメリカクラシックには参戦せず休養。8月のアローワンスを11馬身差、10月のジェロームブリーダーズカップハンデキャップ(米G2)を10馬身1/4差で共に圧勝。11月のシガーマイルハンデキャップではダート8ハロンを1分32秒46という、1989年にイージーゴアが樹立したレコードにほぼ並ぶ好タイムで優勝、初G1制覇を達成した。 2007年にはドバイワールドカップへの参戦が決定。前哨戦としてG3バージュナハールに出走予定だったが熱発のため直前になって回避、直行でドバイワールドカップに臨むこととなった。ここでは前年のUAEダービー4着後アメリカでブリーダーズカップ・クラシックなどG1を5連勝していたインヴァソールとの再戦が注目を集めたが、レースでは道中最後方の位置取りから直線に向いても伸びることがなく、勝ったインヴァソールから23馬身離れた最下位の7着に敗れた。翌日の検査で喉に肉芽腫が発見され、治療のため半年間休養した。復帰戦は9月30日のG1ヴォスバーグステークスに出走し3着になる。そして、10月26日にこの年新設されたブリーダーズカップ・ダートマイルに出走したが、コリンシアンから15馬身差の3着に終わる。レース後に現役引退が発表された。 競走成績
種牡馬時代2008年からケンタッキー州レキシントンのジョナベルファームで種牡馬入りする。初年度の種付料は3万ドル。2011年に初年度産駒デビュー。 2017年より、日本へ輸入され、北海道沙流郡日高町にあるダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスで供用された[2]。 2023年5月25日、病気のため、死亡した[3]。 日本にも産駒が輸入されており、根岸ステークスを勝ったエアハリファなどがいる。 主な産駒外国調教馬※GI競走優勝馬のみ
日本調教馬グレード制重賞優勝馬地方重賞優勝馬
血統表
脚注
外部リンク
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