テトラドラクマ (競走馬)
テトラドラクマ(Tetradrachm[1])は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2018年のクイーンカップ(GIII)。馬名の意味は「古代ギリシャの銀貨の名称。母名からの連想」[3]。 戦績デビュー前2015年2月16日、北海道安平町のノーザンファームで誕生。共有馬主システム「社台グループオーナーズ」から「リビングプルーフの15」として総額1,400万円(1口140万円×10口)で募集され[3]、過去にショウナンパンドラなどを育成したノーザンファーム空港牧場のC-6厩舎で育成された[4]。 2歳(2017年)美浦・小西一男厩舎に入厩。7月22日に福島競馬場の新馬戦(芝1200)でデビュー。1番人気に支持されるが、出遅れが響き9着に敗れた。距離をマイルに伸ばした未勝利戦では最後にプリモシーンに競り落とされて2着となったが、3着馬には5馬身の差をつけた[5]。3戦目は単勝1.3倍の断然人気に推され、2着に5馬身差をつける圧勝で初勝利を挙げた。勝ち時計も1分33秒9と高水準だった[6]。 3歳(2018年)フェアリーステークス(GIII)では未勝利戦で敗れたプリモシーンを抑えて1番人気に推されたが、最初のコーナーで他馬と接触し、ペースが落ち着いたところで捲くられるなど流れに乗れず、6着に敗れた[7]。次戦のクイーンカップ(GIII)では積極的に先手を奪い、後続の追撃を封じて重賞初制覇を飾った。1000m通過57秒8という速いペースで押し切る強い競馬、小西師も「普通ならバテるペースでしょう」と舌を巻いた。しかし、レース後に疲れが出たため、桜花賞(GI)は回避することになった[8]。 NHKマイルカップ(GI)は牡馬相手ながら3番人気に推される。しかし、前走のような粘りは発揮できず、14着に沈んだ[9]。約半年間の休養を経てオーロカップ(OP)で復帰したが、11着だった[10]。 4歳(2019年) - 5歳(2020年)明け4歳となった2019年は東京新聞杯から始動したが、直線で失速して12着に終わった。休養を挟み、谷川岳ステークスで復帰して5着。次走のパラダイスステークスでは2番人気に推されたが10着と大敗を喫した[10]。しかし11月に行われたオーロカップで復活勝利を挙げた[2]。その後休養に入ったが、2020年1月10日、放牧先の福島県・ノーザンファーム天栄でトレッドミルでの運動終了後に急に暴れ、機械に背中を強打し起立不能となり、頸椎骨折のため予後不良の診断で安楽死処分となった[2][11]。 競走成績以下の内容は、netkeiba.comの情報[10]に基づく。
血統表
出典
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