チョ・ジョンソク
チョ・ジョンソク(朝: 조 정석、1980年12月26日 - )は、韓国の俳優。ジャムエンターテインメント所属。 人物1980年12月26日に大韓民国ソウルで生まれる。身長175cm、体重64kg、血液型AB型。ソウル傍花小学校、傍花中学校、空港高等学校、ソウル芸術大学演劇科中退。 大学浪人時代に父を亡くし、家計を支えなければならなかったため、生計維持困難者と判定され兵役免除を受けている[1]。 2015年2月2日に歌手GUMMYとの熱愛報道を認めた[2]のち、2018年6月22日に同年下半期に結婚することを発表し[3]、10月8日に結婚した[4]。 2020年8月には第1子となる長女が誕生している[5]。 来歴2004年 - 2010年大学生の頃、複数の教授から「ミュージカルをしてみなさい」と勧められて、演技に興味を持ち始めてからはずっと映画俳優を目指していたが、大学時代にミュージカル関係者の目に留まり、2004年ミュージカル『くるみ割り人形』の脇役でデビューした。その後、主に劇場の舞台で活躍し、2005年に『グリース』、2006年には『壁を突き抜ける男』『風の王国』『ヘドウィグ』など20本以上のミュージカルや演劇作品に出演した。 2008年と2009年には『韓国ミュージカル大賞』で「男優新人賞」「助演男優賞」を受賞するなどその実力を認められ、「第2のチョ・スンウ」というニックネームを得て、ミュージカル界のスターとして定着した。 しかし彼の中の映画俳優への夢はおさまらず、キム・ヘスの弟キム・ドンヒョンとミュージカル『グリース』で共演した際、頻繁に劇場に訪れたキム・ヘスの提案により映画『浮気日和』のオーディションを受け、チョ・スンウの推薦で映画『GO GO 70s』のミーティングをする機会もあったが、残念ながら出演は実現しなかった。 2011年 - 2018年2011年にキャンパスドラマ『What's Up』で欠点はあるが才能あふれるミュージカル学科の学生役でドラマデビューを果たした。撮影は2009年のミュージカル『春のめざめ』を終えた後に行われていたが、編成の都合で2011年の冬になってようやく放映された。また2011年1月にドリームスターエンターテイメントと専属契約を締結した。彼は「過去6年間演劇とミュージカルの舞台だけにこだわってきたが、今後は様々なジャンルの作品を通し挨拶したくて所属事務所の契約を結んだ。所属事務所の選択に満足して、これから大衆に身近で演技がうまい俳優に生まれ変わることができるよう努力する」とコメントした。 2012年、スクリーンデビュー作であり、その年の最高興行を記録した恋愛映画『建築学概論』に出演した。出演時間は短かったが、強く印象に残るキャラクターを作り出すと[6]、 『青龍映画賞』と『今年の映画賞』で「新人男優賞」を受賞した[7]。また、『建築学概論』では役作りのために体重を5kg以上増やしたが、同年のMBCドラマ『キング 〜Two Hearts』では謹厳な人物を演じるためにウエイトトレーニングと食事療法で体重を8kg減量した[8]。姫を一途に愛する演技で好評を受け、『MBC演技大賞』と『百想芸術大賞』で「新人俳優賞」にノミネートされた[9]。1年のうちに両極端で代表作となるような2つのキャラクターを作り出し、ドラマと映画からラブコールを受ける俳優に成長した。 2013年には映画『観相師』で初めての時代劇映画に出演した[10]。優れた演技力で評論家の好評を受け、『大鐘賞』と『韓国映画評論家協会賞』で「助演男優賞」を受賞し演技派俳優としての地位を確立した[11]。同年、KBSドラマ『最高です!スンシンちゃん』で初の主演を務めた[12]。島の出身の元気少女スンシンがソウルでスターに成長していく過程が描かれたこの作品[13]で、スンシンを最高のスターに育てようとする企画会社社長シン・ジュノ役を演じた[14]。このドラマでは、『KBS演技大賞』で「長編ドラマ部門優秀演技賞」と「ベストカップル賞」を受賞した。 2014年2月14日には日本初のファンミーティング『Cho Jung Seok 1st Fanmeeting 2014 Sweet Valentine's Day ♥ ~ 最高だ、チョ・ジョンソク~』を開催した[15]。 2015年2月、ドリームスターエンターテイメントとの契約を終了し、文化倉庫と専属契約を締結すると、ドラマ『ああ、私の幽霊さま』で艶感と優しさが共存するレストランのオーナーシェフのカン・ソヌを演じた[16]。この作品は、恋愛に貪欲な幽霊に憑依された調理補助のナ・ボンソンとカン・ソヌが繰り広げるラブコメディであり、特有のしらじらしくリアルな演技に想像以上で完全に消化して「ロコキング(ロマンティックコメディー・キング)」という修飾語を得た。 2016年4月に公開された映画『時間離脱者』では結婚を控えた1983年の男性を演じた[17]。また8月から放送されたドラマ『嫉妬の化身〜恋の嵐は接近中〜』に出演すると、『SBS演技大賞』で「ロマンチックコメディ部門最優秀演技賞」を受賞した。同年11月末に公開された映画『あの日、兄貴が灯した光』で、彼は不慮の事故に遭った弟を口実に仮釈放の機会を得た前科10犯の詐欺師役を演じた[18][19]。また、当時同じ所属事務所だったチョン・ジヒョンが主演を務めたドラマ『青い海の伝説』にカメオ出演した[20]。主人公と同じく人間の姿になっている人魚役で登場し、短い出演でも大きな存在感を見せて好評を得た[21]。 2017年5月6日、7日には韓国で初のファンミーティング『The Room』を開催した[22]。チケットは販売開始5分で売り切れた[23]。続けて台湾、タイ、日本を巡るアジアファンミーティングツアーを行い、盛況に終えた[24]。同年のMBCドラマ『トゥー・カップス〜ただいま恋が憑依中!?〜』では、熱血刑事と彼に憑依する詐欺師との1人2役を初めて演じ[25]、 『MBC演技大賞』で「月火ドラマ部門最優秀演技賞」を受賞した。さらに、12月に公開された犯罪映画『麻薬王』で2年ぶりにスクリーンにカムバックした[26]。1970年代の実話をもとにした作品で、伝説の麻薬王を追う検事キム・イング役を演じた。 2018年になると、サスペンスアクション映画『スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班』で初めて悪役に挑戦した[27]。彼は製作報告会で「初めての悪役だ。私には新たな挑戦だったので本当に良かった。」と語った[28]。またtvNドラマ『知ってるワイフ』にカメオ出演した[29]。 2019-現在2018年2月に文化倉庫と契約を終了し[30]、2019年3月に新生の企画会社ジャムエンターテインメントと専属契約を締結[31]すると、歴史ドラマ『緑豆の花』で悪名高いペク家の長男を演じ[32]、毎回完璧な方言と高い演技力を披露し大好評を受けた[33]。このドラマで『SBS演技大賞』で「中編ドラマ部門最優秀演技賞」を受賞した。その年の7月末に公開されたアクション映画『EXIT イグジット』では942万人を動員し[34]、自身の主演映画で最高の興行収入記録を樹立した[35]。 2020年-2021年には2シーズンにわたって医療ドラマ『賢い医師生活』で肝胆膵外科助教授イ・イクジュンを演じた[36]。この作品は胸温まるヒューマンストーリーでシーズン1最終回で視聴率14.1%を記録[37]、シーズン2も最高視聴率17.4%を獲得するなど大ヒットとなった[38]。また劇中で歌唱したOST「アロハ」が公開から1ヶ月後も音楽配信チャートで上位をキープする[39]など劇中の音楽も注目された。 2024年の3~6月には8年ぶりとなるミュージカル『ヘドウィグ』で主演を務めた[40]。また9月には、すべての曲の作詞・作曲・プロデュースに参加した1stフルアルバム『チョ・ジョンソク』を発売し歌手デビューを果たした[41]。またこのアルバム制作などデビュープロジェクトの模様は、Netflixにて『新人歌手チョ・ジョンソク』というリアリティ番組として配信された[42]。 出演テレビドラマ
映画
バラエティ
イベントファンミーティング
ディスコグラフィーシングル
アルバム
OST
雑誌
賞とノミネート
脚注
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