チャート式チャート式(チャートしき)とは、数研出版の出版する学習参考書シリーズである。 概要数学研究社高等予備校(数研出版の前身)の創設者、星野華水が著した「チャート式 幾何学」、「チャート式 代数学[1]」(初版:昭和4年)が発行されて以来、学習参考書の一つとして普及した。なお、チャート式の「チャート」は船舶が航海する際に使用する海図の意味であり、問題を解く際に当参考書が航海における海図と同様の役割を果たす存在たれとして命名した。 現在、中学校・高等学校を対象とした国語、社会、数学、理科、英語の各教科用の参考書が発売されているが、特に高校数学の書籍が普及している[要出典]。また、チャート式数学の完全な点字訳を筑波技術大学が完成させ、希望者に無料で提供している[要出典]。なお、「チャート式」は商標(第487561号ほか)だが、商標権は法人の数研出版は保有しておらず、同社代表取締役社長の星野泰也が個人として保有する。 書籍中学校2012年以降の学習指導要領に対応したものから、書籍名に「基礎からの○○」と冠した青チャートが登場した。
検定教科書に準拠した「青チャート」シリーズと、検定外教科書「体系数学」シリーズに準拠した「チャート式 体系数学」シリーズが存在する。
高等学校
<絶版>
<絶版>
2003年以降、学習指導要領対応版からは赤チャートを除き、解答付属タイプ(一般販売向け)と完全別冊タイプ(学校採択品)の2種類が存在する(種類によりISBNも異なる)。2012年の学習指導要領改定に基づき新課程版で内容は変更され、全ての著者名義が「チャート研究所」編著となった他は、シリーズの体系は大きな変更点は無い(数学Cは科目自体が消滅)。2019年以降、それぞれの表紙の配色が異なる8つのシリーズが出版された。 また、各シリーズの著者名義は「チャート研究所」編著であるが、以前は橋本純次、皆川多喜造、高橋陸男、石井吾郎、荒木不二洋、永倉安次郎、中村幸四郎、塹江誠夫、砂田利一、柳川高明、恒岡美和、山口清、小西岳らが執筆した。 なお、旧課程版数学Cの「確率と確率分布」と「統計処理」については『数学C』にのみ収録され、『数学III+C』においては「確率と確率分布」のうちの「確率の計算」のみ収録された。「確率と確率分布」と「統計処理」は指導要領の改定により数学Cから数学Bに移行したが、数学II+B合冊版にもこれらが収録された[注釈 1]。 黒チャート
赤チャート
青チャート
黄チャート
白チャート
緑チャート
スカイチャート
紫チャート
受験用チャートシリーズ
<旧課程版>
物理、化学、生物は学習指導要領改定の際に改訂した(2004年以降分冊、2009年に物理、化学は合冊版も刊行した。旧課程では合冊のみ存在した)が、地学のみ1987年に刊行された『改訂新版』一冊を増刷し継続した。なお、『改訂新版 新地学』は2008年に絶版となった。なお、1994年の新課程版からはソフトカバーとなり、それ以前はハードカバーであった。(前述の通り改訂されなかった地学を除く。) <新課程版>
<旧課程版>
チャート問題集シリーズ
<旧課程版>
英語は、他の科目と異なり指導要領とは関係なく数年おきに改訂する。また、十数年以上も改訂されていない書籍もある。
<絶版>
関連項目
脚注注釈
出典
外部リンク |