チップ・ヘイル

チップ・ヘイル
*Chip Hale*
	ワシントン・ナショナルズでのコーチ時代; (2018年7月13日)
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	カリフォルニア州サンノゼ
生年月日	1964年12月2日（60歳）
身長; 体重	5' 11" ＝約180.3 cm; 180 lb ＝約81.6 kg
選手情報
投球・打席	右投左打
ポジション	二塁手、三塁手
プロ入り	1987年 MLBドラフト14巡目
初出場	1989年8月27日
最終出場	1997年5月4日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	選手歴カンポリンド高等学校（英語版）; アリゾナ大学; ミネソタ・ツインズ (1989 - 1990, 1993 - 1996); ロサンゼルス・ドジャース (1997); 監督・コーチ歴アリゾナ・ダイヤモンドバックス (2007 - 2009); ニューヨーク・メッツ (2010 - 2011); オークランド・アスレチックス (2012 - 2014); アリゾナ・ダイヤモンドバックス (2015 - 2016); オークランド・アスレチックス (2017); ワシントン・ナショナルズ (2018 - 2020); デトロイト・タイガース (2021);
	この表について

ウォルター・ウィリアム・"チップ"・ヘイル（Walter William "Chip" Hale, 1964年 12月2日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼ出身の元プロ野球選手（内野手）、野球指導者。右投左打。現在は、アリゾナ大学野球部の監督を務める。

経歴

アリゾナ大学では1986年のメンズ・カレッジ・ワールドシリーズで優勝、パシフィック12カンファレンスの最優秀選手に選ばれる。1987年のMLBドラフト17巡目（全体425位）でミネソタ・ツインズから指名され、プロ入り。

1989年に初めて昇格するもその後はメジャーになかなか定着することが出来ず、1997年にロサンゼルス・ドジャースへ移籍した。翌1998年はセントルイス・カージナルスへ移籍するもメジャー昇格はなかった。同年を最後に引退した。

ちなみにマイナー時代の1991年5月27日の試合で外野へ大きな当たりを放つも、これを追った相手外野手のロドニー・マックレイ（英語版）が外野の壁を突き破ってフェンス向こうに消えるというトラブル^[1]があり、この珍プレーは後に野球殿堂に登録された。

1999年にIBAFインターコンチネンタルカップアメリカ合衆国代表チームの補助コーチ、2000年から2006年まではアリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下のマイナーチームの監督を務め、AAA級ツーソン・サイドワインダーズで指揮を執った2006年にはパシフィックコーストリーグの最優秀監督に選ばれている^[2]。

2007年から2009年までダイヤモンドバックスで三塁コーチ、内野守備コーチを務める。

2010年からニューヨーク・メッツに三塁コーチとして雇われ^[3]、シーズン終了後にジェリー・マニュエル（英語版）が更迭された後釜の監督候補として挙がるも見送られる^[4]（後任はテリー・コリンズ）。

2012年に2年契約でベンチコーチとしてオークランド・アスレチックスと契約し^[5]、ダイヤモンドバックス時代と同じくボブ・メルビンの下でチームを支えることとなった。

不振で解任されたカーク・ギブソンに代わり、2015年から古巣のダイヤモンドバックスの監督に就任した^[6]。2016年10月3日に解任が発表された^[7]。レギュラーシーズン終了後の10月18日、2017年シーズンからは三塁コーチとしてアスレチックスに復帰することが発表された^[8]。

2018年シーズンからはワシントン・ナショナルズのベンチコーチに就任し^[9]、2020年まで務めた。

2021年シーズンからはデトロイト・タイガースの三塁コーチを務めることとなった^[10]。シーズン中の7月5日にタイガースを退団して母校のアリゾナ大学野球部の監督への就任が報じられた^[11]。

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1989	MIN	28	71	67	6	14	3	0	0	17	4	0	0	1	2	1	0	0	6	0	.209	.214	.254	.468
1990		1	4	2	0	0	0	0	0	0	2	0	0	0	2	0	0	0	1	0	.000	.000	.000	.000
1993		69	213	186	25	62	6	1	3	79	27	2	1	2	1	18	0	6	17	3	.333	.408	.425	.832
1994		67	138	118	13	31	9	0	1	43	11	0	2	1	2	16	1	1	14	2	.263	.350	.364	.715
1995		69	114	103	10	27	4	0	2	37	18	0	0	0	0	11	1	0	20	6	.262	.333	.359	.693
1996		85	98	87	8	24	5	0	1	32	16	0	0	0	1	10	2	0	6	3	.276	.347	.368	.715
1997	LAD	14	14	12	0	1	0	0	0	1	0	0	0	0	0	2	0	0	4	0	.083	.214	.083	.298
MLB：7年		333	652	575	62	159	27	1	7	209	78	2	3	4	8	58	4	7	68	14	.277	.346	.363	.709

年度	球団	一塁（1B）						二塁（2B）						三塁（3B）						遊撃（SS）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
1989	MIN	-						16	14	36	1	8	.980	9	1	4	0	0	1.000	-
1990		-						1	2	6	0	2	1.000	-						-
1993		1	5	1	0	1	1.000	21	23	36	3	8	.952	19	11	26	1	2	.974	1	0	0	0	0	----
1994		7	28	1	0	3	1.000	5	7	5	1	2	.923	21	9	45	2	2	.964	-
1995		3	13	0	0	0	1.000	7	2	5	0	1	1.000	5	1	1	0	1	1.000	-
1996		6	7	1	0	1	1.000	14	8	13	0	2	1.000	3	2	2	0	1	1.000	-
1997	LAD	-						-						2	1	0	0	0	1.000	-
MLB		17	53	3	0	5	1.000	64	56	101	5	23	.969	59	25	78	3	6	.972	1	0	0	0	0	----