「ダーレク・イン・マンハッタン」(原題: " Daleks in Manhattan ")は、イギリスのSFドラマ『ドクター・フー』第3シリーズ第4話。2007年4月21日に初めて BBC Oneで放送され[1]、同年4月28日に放送された後編「ダーレクの進化」との二部作である。なお邦題「ダーレク・イン・マンハッタン」は2012年1月14日[2]に LaLa TV で放送された際のものであり[3]、Huluでは「マンハッタンのダーレク」という別邦題で配信されている[4]。
ダーレク・カーンは「我らの星は失われた。戦争で滅ぼされたのだ」と主張した。Remembrance of the Daleks で、ダーレクの故郷である惑星スカロは7代目ドクターに破壊された。1996年のテレビ映画では無傷のスカロが登場し、第9シリーズ「魔術師の弟子」ではダヴロスがスカロを復活させたことが語られている。
到着時にドクターは日本語版では「この名前はつけ直されてる。元は"ニュー・アムステルダム"。言いにくい。まるで早口言葉だ」と発言したが、原語版では "New York, New York: Well, there's the genuine article. So good they named it twice. Mind you, it was New Amsterdam originally. Harder to say twice, no wonder it didn't catch on. New Amsterdam, New Amsterdam." と発言していた。これは『 New York, New York (So Good They Named It Twice)』という歌でも知られる、ニューヨーク州の都市の場所に関するユーモアである。ニューアムステルダムは当初はマンハッタン島の居住地および、ニューネーデルラントのオランダ人の植民地の一部の名前であった。植民地と居住地はいずれもイギリスに割譲された後にニューヨークに改名された。
The Stage のマーク・ライトは本作に肯定的で、舞台の踏査やダーレク、デイヴィッド・テナント、脇役を称賛した。二部作であることから時間がかかることを述べ、彼は「今作の脚本は現代『ドクター・フー』で提供されなければならない最高の作品の1つとして頂点に至る」と結論付けた[20]。SFX の批評家リチャード・エドワーズは二部作に一般的に肯定的であったが、「ダーレク・イン・マンハッタン」のクリフハンガーはラジオ・タイムズがダーレク・セクのハイブリッド化を暴露したことでネタバレされたとした[21]。IGNのトラヴィス・フィケットは上記2名ほど好意的でなく、本作を10点満点で6.5と評価した。彼はダーレクが間抜けでほとんどコミックリリーフであると思い、ライトの批評とは異なってタルーラを不快なステレオタイプに感じ、他のアメリカ人も迷惑なストックキャラクターであるとした。さらに彼は、テナントとアジェマンの演技は良質で、良いイメージも劇中にあるとしたが、メッセージ性が乱されてその前提も意味をなさないと批判した[22]。
^Davies, Russell T (2007-12-03 cover date). “Production Notes: 12 Facts a-Facting!”. Doctor Who Magazine (377): 66. "Seven hours a-flying! That's how long it took for our director, James Strong, and his team to fly to JFK, for the Official First Ever Doctor Who Shoot in New York!"