タズ
タズ(Taz、1967年10月11日 - )は、アメリカ合衆国の元プロレスラー。本名、ピーター・セネルシア(Peter Senerchia)。ニューヨーク州ブルックリン出身。ヒューマン・スープレックス・マシーンのニックネームで活躍。2020年にAEWと契約し、出演者の一人となっている。 かつてWWEにてSmackDown!、ECWのカラーコメンテーターとして活動していて、強いブルックリン訛りの解説が特徴。WWE在籍時はリングネームの表記をTazzとしていた。 来歴1987年にプロレスデビュー。デビュー当時のリングネームはキッド・クラッシュ(Kid Krush)、その後原始人ギミックのタズマニアン・デビル(The Tasmanian Devil)に変身。ECW前後には新日本やWARなど日本の団体にも参戦している。 1993年にECWに入団、タズマニアック(Tazmaniac)と改名。ECWでは、サブゥーとのタッグで王座を獲得したり、また抗争を行うなど中心人物の一人として活躍する。首の怪我による長期欠場後の1997年、格闘家路線のタズに改名。自らFTW王座を新設するなど団体の雰囲気に相応しいエクストリーム路線を歩んだ。メジャー団体と異なり、実力が無ければ成功できないECWに於いて凄まじい人気を誇り、また当時のアメリカ・インディー界の中で象徴の一つと言える大物技巧派レスラーであったが1999年にWWFと接触し、田中将斗(現ZERO1)、マイク・オーサムとの3ウェイダンスECW王座戦に敗北した後にWWFへと移籍。 2000年1月のWWFでのデビュー戦では、当時デビュー以来連勝を重ねていたカート・アングルと対戦し、その連勝記録を止めている。オーサムがECW王者のままWCWに移籍した2000年4月にWWEから一時的にECWにゲスト参戦し、オーサムからECW王座を奪回。ECW王者のままWWF王者トリプルHとの試合も実現している。 2000年にはヒートの解説者を務め、2001年からは退団したジェリー "ザ・キング" ローラー(後に復帰)の後任としてSmackDown!の解説も担当するようになる。アライアンスのストーリーではECW軍に所属。一時は解説と並行して試合にも出場していたが首の怪我の悪化により、2002年に現役引退し、解説業に専念。実況のマイケル・コールとSmackDown!の名物実況チームとして、長く活動することとなる。 2005年6月12日に行われたPPV "ECWワン・ナイト・スタンド" にて、全試合終了後のイベントにECW時代のコスチュームで登場した。翌2006年のECW復活に合わせてその解説者となっている。その後、2008年8月からミック・フォーリーの退団を受け、スマックダウンの解説者に復帰。 2009年3月、WWEと契約を行わず突如退団した。息子との時間が欲しいため退団したとされている。7月にTNAと契約。2015年まで番組のカラーコメンテーターを務めている。 2019年に発足した新団体AEWのカラーコメンテーターに務め、翌年にはブライアン・ケイジとリッキー・スタークスと手を組み、チームダズを結成。 備考
得意技レスリング、柔道のバックグラウンドがあるため、関節技、投げ技を非常に得意としていた。
獲得タイトル
入場曲
脚注外部リンク
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