タガンログ市電
タガンログ市電(ロシア語: Таганрогский трамвай)は、ロシア連邦の都市・タガンログの路面電車。2021年現在はトロリーバス(タガンログ・トロリーバス)と共にタガンログ市が所有する単一企業体(МУП)の路面電車・トロリーバス管理公社(Трамвайно-троллейбусное управление、ТТУ)によって運営されている[3]。 概要ソビエト連邦時代の1932年11月7日に開通した、タガンログ市内を走る路面電車。建設計画は1925年に立ち上がり、1932年の春から建設が実施された経緯を持つ。大祖国戦争以前は列車本数が少なかったが、戦後は積極的な車両の増備や各都市からの譲渡が実施され、輸送力の増強が行われた[4][5]。
車両2021年の時点でタガンログ市電に在籍する営業用車両は以下の通り。後述の通り同年以降2022年までに超低床電車(71-628)の大量導入が行われており、それ以外の車両のほとんどは置き換えられる事になっている[2][3][8][9]。
今後の予定2021年、タガンログ市は複数の企業による合弁企業であるシナラ交通都市ソリューションズ・タガンログ(ООО «Синара-Городские Транспортные Решения Таганрог»)との間に路線網の近代化に関する契約を結んだ。同事業者の主導の下、線路や架線、車庫、変電所といった施設の更新に加えて超低床電車(71-628)の大量導入が行われる事になっており、2022年までに計画が完了する予定である。また、これに合わせて列車の平均速度の上昇や運行間隔の短縮も行われ、利便性の向上が図られる[8][2][11][12]。 脚注注釈出典
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