ソラナ・チルステア
ソラナ・ミハエラ・チルステア(Sorana-Mihaela Cîrstea, ルーマニア語発音: [soˈrana ˈkɨrste̯a]; 1990年4月7日 - )は、ルーマニア・ブカレスト出身の女子プロテニス選手。自己最高ランキングはシングルス21位、ダブルス35位。これまでにWTAツアーでシングルス1勝、ダブルス5勝を挙げている。身長176cm、体重59kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。 姓のCîrsteaはルーマニア語で[ˈkɨrste̯a](クルステア)と発音される。 来歴チルステアはシュテフィ・グラフに憧れて、4歳からテニスを始めた。2006年に16歳でプロ入り。2007年4月、当時17歳のチルステアはハンガリー・ブダペスト大会で初の女子ツアー決勝戦に進出した。2回戦で第2シードのマルチナ・ミュラー、準々決勝で第5シードのエレニ・ダニリドゥを下した後、第6シードのヒセラ・ドゥルコとの決勝戦に駒を進めた。決勝ではドゥルコに 7-6, 2-6, 2-6 のフルセットで敗れたが、この準優勝で世界ランキングを大幅に上昇させる。同年9月のインドネシア・バリ大会では、2回戦で第8シードのパティ・シュナイダーを下し、第2シードのダニエラ・ハンチュコバとの準決勝まで進出した。 2008年、チルステアはシングルス・ダブルスともに大きな躍進を遂げた。5月にはモロッコ・フェズ大会のダブルスでアナスタシア・パブリュチェンコワと組んで優勝し、ツアー初優勝を果たす。シングルスでも10月のウズベキスタン・タシュケント大会決勝でザビーネ・リシキを 2-6, 6-4, 7-6 のフルセットで下し、初優勝を決めた。シーズン最後の出場となったルクセンブルク大会では、ダブルスでマリーナ・エラコビッチと組んで優勝し、ダブルス2勝目を獲得した。これらの活躍により、彼女の世界ランキングは年頭の106位から、年末には36位まで上昇した。 2009年の全仏オープンで、ソラナ・チルステアはノーシードから初のベスト8に勝ち上がった。2回戦でアリーゼ・コルネ、3回戦でキャロライン・ウォズニアッキを破ると、4回戦では第5シードのエレナ・ヤンコビッチを 3-6, 6-0, 9-7 で倒した。初進出の準々決勝では、オーストラリアのサマンサ・ストーサーに 1-6, 3-6 のストレートで完敗した。 2012年全豪オープンの1回戦で2011年全米オープン優勝の地元選手サマンサ・ストーサーを 7-6, 6-3 で破り、全豪では初めての3回戦に進出している。 チルステアはオリンピックルーマニア代表として2008年北京五輪と2012年ロンドン五輪に出場している。 チルステアと同じ1990年生まれの女子プロテニス選手には、デンマークのキャロライン・ウォズニアッキ、チェコのペトラ・クビトバや日本の森田あゆみなどがいる。森田とは仲が良くダブルスを組むこともある。2011年ウィンブルドン選手権では1回戦で第15シードの荘佳容&謝淑薇組を 6-4, 6-4 で破り3回戦まで進出した。 WTAツアー決勝進出結果シングルス: 3回 (1勝3敗)
ダブルス:10回 (5勝5敗)
4大大会シングルス成績
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
外部リンク
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