セルジー・スタホフスキー
セルジー・エドゥアルドヴィチ・スタホフスキー(Sergiy Stakhovsky, ウクライナ語: Сергій Едуардович Стаховський, 1986年1月6日 - )は、ウクライナ・キエフ出身の元男子プロテニス選手。ATPツアーでシングルス4勝、ダブルス4勝を挙げた。ATPランキング自己最高位はシングルス31位、ダブルス33位。身長193cm、体重80kg。右利き、バックハンド・ストロークは片手打ち。日本語では「セルギー・スタホフスキー」や「セルゲイ・スタコウスキー」などの表記も見られる。 2013年ウィンブルドン選手権2回戦でロジャー・フェデラーを破った選手として知られる。 選手経歴
ジュニア時代6歳からテニスを始める。 2003年 プロ転向17歳でプロに転向。2003年のプロ転向後から約5年間は、主にATPツアー下部大会であるフューチャーズ大会やチャレンジャー大会を回るも、2度の準優勝が最高成績であった。 2008年 ツアー初優勝2008年2月にPBZザグレブ・インドアでは、ラッキールーザーから本戦の決勝まで進む。決勝では第1シードのイワン・リュビチッチに7-5, 6-4で勝利し、ツアー初タイトルを獲得。同年のウィンブルドン選手権では、4大大会の予選7度目の挑戦にして初めて本戦に出場を果たすも、1回戦でダビド・フェレールを相手に途中棄権。8月にはスペインのセゴビアで行われたATPチャレンジャーツアーの大会で優勝し、同月にランキングトップ100位入りを果たす。 2009年 ツアー2勝目![]() 2009年全仏オープンで4大大会で自身初の2回戦に進むもノバク・ジョコビッチにストレートで敗退している。同年11月のサンクトペテルブルク・オープンでは、決勝でオラシオ・セバジョスを破りツアー2勝目を挙げた。 2010年 ツアー4勝目2010年は、6月のウィンブルドン選手権の前哨戦ユニセフ・オープンと、8月にパイロット・ペン・テニスで行われた大会の2大会で優勝するなどし、シングルスランキングでは自己最高の31位を記録している。 2013年 フェデラー撃破2013年全仏オープン1回戦のリシャール・ガスケ戦では、審判の判定に不服としてボールの落ちた場所をスマートフォンで撮影し罰則を受けた[要出典]。ウィンブルドン選手権では、シングルス2回戦で第3シードのロジャー・フェデラーを6-7(5), 7-6(5), 7-5, 7-6(5)で破り、フェデラーのグランドスラム大会連続準々決勝進出記録を止めた[1]。しかし続く3回戦でユルゲン・メルツァーに敗退している。 ![]() 2022年 引退2022年1月、全豪オープンの予選1回戦敗退後に19年間のプロテニス選手引退を表明した[2]。引退後は家族とドバイで休息していたが、3月のロシアのウクライナ侵攻により、妻子を残しウクライナに帰国。ウクライナ軍の予備役に登録した[3]。現在はキーウでパトロール任務を行っているとフェイスブックで発信した[4][5]。 ATPツアー決勝進出結果シングルス: 4回 (4勝0敗)
ダブルス: 3回 (3勝0敗)
成績
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし. シングルスグランドスラム大会
大会最高成績
脚注
外部リンク
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