ズグロガモ
ズグロガモ (頭黒鴨、学名:Heteronetta atricapilla)は、カモ目カモ科に分類される鳥類の一種である。和名は、頭部が黒色であることから付けられた。他の鳥類に托卵する習性を持つ。 分布南アメリカ南部に生息する。 形態雄は頭から頸にかけてが黒色で、頸から下の体の上面は黒褐色である。体の下面は白色。嘴は黒色で、嘴の付け根に桃色の斑がある。雌は体全体が淡い褐色である。 尾は短く硬い。 生態淡水の湖沼に生息する。通常は番で生活し、他のカモ類やオオバンの集団に混じっていることが多い。 繁殖形態は卵生。他の鳥類の巣に托卵を行う。托卵の相手はオオバンが多いが、その他カモハクチョウ、サケビドリ、ツルモドキ、クイナ類からカモメ、ハゲワシまで10種類以上の托卵先が知られている。雌は1つの巣に平均2卵を産む。卵は約21日で孵化するが、雛は孵化後1-2日で巣を離れ、その後は1羽で生活する。 参考文献
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