スバル・アセント
アセント(ASCENT)は、SUBARUが北米で製造・販売している中型SUVである。 解説北米のファミリーユーザーを主要ターゲットとして開発されており、北米市場専用車として登場した[注釈 1]。スバルで最大のSUVであったトライベッカ(販売不振により2014年に生産を終了)の後継車種として2018年から販売が開始された。スバルの市販車の中では最大サイズであり、トヨタのランドクルーザーに匹敵するが、販売されている米国では中型に分類される。スバルグローバルプラットフォームを採用し、新開発の2.4L水平対向4気筒直噴ターボエンジンを採用する。このエンジンはトルク重視の設計で、馬力自体は、レヴォーグなどに搭載されている排気量の小さい2.0Lターボに劣る。全車 X-MODE、アイサイト Ver.3が標準装備される(詳細は後述)。 日本では販売されていないが、一部業者によって並行輸入が行われている。また、チリ等を始めとする一部の国ではエヴォルティス (EVOLTIS) の名で販売されている[4][注釈 2]。 沿革
装備一部の限定仕様車を除きスバル車の最高価格帯に位置するが、7/8人乗りである以外は他のスバル車とほぼ同水準である。ただしSUVに分類されるだけに、ヒルディセントコントロール、X-MODE[注釈 3]は全車標準装備となっている。また、プッシュスタート車にはスバル車の特色である暗証コード式キーレスエントリー[注釈 4]も備わる[20]。 スバル初採用装備
安全支援装備2019–2020年式アイサイト Ver.3(現地では単にEyeSightと呼称)を全車標準装備する。上級グレードには操舵連動ヘッドランプ(LED)、対向車検知ハイビームアシストを装備する。
2021年式2020年6月に発表された年次改良では、日本国内におけるアイサイト・ツーリングアシストに相当する機能向上が図られた。具体的には、ACCがアドバンスドACCに、車線維持機能が車線中央維持機能にアップデートされ、高速道路上であれば先行車追従自動操舵を行うことが可能となった[注釈 6]。その他、廉価グレードでは備わらなかった操舵連動LEDヘッドランプ、後席シートベルト装着監視が全車標準装備となった他、リアビークルディテクション、リアクロストラフィックアラートが基本グレードを除き標準装備として追加された。 2023年式先立って発表されたアウトバック2023年モデルと同様に、広角単眼カメラが追加された[21]。 車名の由来英語で「上昇、向上」を意味する「ascent」から。 販売実績2020年米国内販売実績では全スバル車の11%を占める。
脚注注釈
出典
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia