ストロンボリ級補給艦
ストロンボリ級補給艦(イタリア語: nave da rifornimento classe Stromboli)は、イタリア海軍が運用する補給艦の艦級[1]。イタリア海軍初の本格的な補給艦である[2]。 概要船型は凹甲板型とされており、また機関配置はアフト・エンジン型タンカーとしての配置が採用されている[2]。
また補修要員20名のほか250名の便乗者を乗艦させることができる[1]。 自衛用としてMMI 76mm単装砲を備えており、これはNA-10砲射撃指揮装置による管制を受ける。火器管制レーダーとしてはRTN-10Xを備えている[1]。 同型艦
準同型艦この他、イラク海軍向けの「アグナデーン」が建造され、1981年2月に発注を受けて、1982年1月29日に起工、10月22日に進水し、1983年12月20日に竣工した。 しかし1986年にエジプト・アレクサンドリアまでは回航されたものの、イラン・イラク戦争に伴う戦時規制を理由としてイラク海軍への引き渡しは行われず、同地に留め置かれた。さらに1990年代に入ると湾岸危機が発生、イラクへの全面禁輸措置を求める国際連合安全保障理事会決議661の採択を受けて、売却は不可能となった。 1996年8月、艦の所有権はフィンカンティエリ社に返還され、新しい買い手を探すか、あるいはスクラップ処理されることになった[3]。 参考文献
関連項目
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