ジョアンナ・コンタ
ジョアンナ・コンタ(Johanna Konta, 1991年5月17日 - )は、オーストラリア・シドニー出身でイギリスの女子プロテニス選手。2016年の全豪オープンと2017年のウィンブルドン女子シングルスでベスト4に入った選手である。これまでにWTAツアーでシングルス3勝を挙げている(ダブルス優勝はない)。身長180cm、体重70kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。WTAランキング最高位はシングルス4位、ダブルス88位。 来歴ハンガリー系移民でホテル経営者の父と歯科医の母の間に生まれ、8歳からテニスを始める。2008年にプロに転向。 2012年に国籍をイギリスに変更し2012年ウィンブルドン選手権に主催者推薦で4大大会に初出場した。1回戦でクリスティナ・マクヘールに 7-6(4), 2-6, 8-10 で競り負けた。全米オープンでは予選を勝ち上がり1回戦でティメア・バボシュを 6-2, 7-5 で破り初戦を突破した。 2015年6月のエイゴン国際では2回戦で当時8位のエカテリーナ・マカロワを 6-2, 6-4 で破り初めてトップ10選手に勝利した。全米オープンでは予選から勝ち上がり2回戦でガルビネ・ムグルサを 7-6(4), 6-7(4), 6-2 で破った。試合時間は3時間23分で全米オープン女子シングルス最長試合となった[1]。3回戦では第18シードのアンドレア・ペトコビッチを 7-6(2), 6-3 で破り4回戦に進出した。4回戦で第5シードのペトラ・クビトバに 5-7, 3-6 で敗れた。 2016年全豪オープンでは1回戦で第8シードのビーナス・ウィリアムズを 6-4, 6-2 で破る殊勲を上げた[2]。勢いに乗り4大大会初のベスト8に進出した。準々決勝では張帥に 6-4, 6-1 で勝利し、イギリス女子選手としては1983年全米オープンのジョー・デュリー以来となる33年ぶりの4大大会シングルベスト4進出の快挙であった[3]。準決勝では優勝したアンゲリク・ケルバーに 5-7, 2-6 で敗れた。 2016年7月のスタンフォード大会でツアー初の決勝に進出した。決勝ではビーナス・ウィリアムズを 7–5, 5–7, 6–2 で破り初優勝を果たした。8月のリオ五輪で初めてオリンピックに出場しシングルスでベスト8に進出、準々決勝でアンゲリク・ケルバーに 1-6, 2-6 で敗れた。10月のチャイナ・オープンで今季2度目の決勝進出。決勝でアグニエシュカ・ラドワンスカに 4-6, 2-6 で敗れ準優勝となった。大会後のランキングで9位となりトップ10入りを果たす。その後スベトラーナ・クズネツォワに逆転されてWTAファイナル初出場はならなかったが、WTAアワードの最も上達した選手賞(Most Improved Player of the Year)を受賞している。 2017年は1月のシドニー国際でツアー2勝目を挙げる。3月のマイアミ・オープンで今季2度目の決勝進出。決勝でキャロライン・ウォズニアッキに6-4, 6-3で勝利し、プレミア・マンダトリー初優勝を果たす。ウィンブルドンでは準々決勝でシモナ・ハレプを6-7(2), 7-6(5), 6-4 で破り英国女子としては1978年バージニア・ウェード以来39年ぶりにベスト4に進出した[4]。準決勝ではビーナス・ウィリアムズに 4-6, 2-6 で敗れた。大会後の世界ランキングで自己最高の4位となった。 WTAツアー決勝進出結果シングルス: 8回 (3勝5敗)
4大大会シングルス成績
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
脚注
外部リンク
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