シルヴァースカヤ
シルヴァースカヤ (英:Silverskaya[1]) はアメリカ合衆国生産、フランス調教の競走馬、繁殖牝馬である。現役時代はフランスでG3を2勝し、後に繁殖牝馬として日本に輸入された。 現役時代アメリカ合衆国で生まれ、フランスの名門ジャン=クロード・ルジェ厩舎で競走生活を送った。2004年の3月にデビューし、無傷の4連勝でG3ロワイヨモン賞を制した。5戦目のG2マルレ賞で初の敗戦を喫したが、続くG3ミネルヴ賞で2度目の重賞制覇を果たす。秋には凱旋門賞にも出走し、バゴの8着だった。同年限りで現役を引退。父シルヴァーホークから長距離適性を受け継いでおり、重賞2勝はいずれもクラシックディスタンスのレースであった[2][3]。 競走成績以下の内容は、Racing Post[2]およびEquibase[3]の情報に基づく。
繁殖牝馬時代2005年から繁殖入りし、欧州で3頭の産駒を出産した後、ガリレオの仔(後のヴィルジニア)を受胎した状態で日本のノーザンファームに導入された。日本導入後、第2仔のSeville(父ガリレオ)が豪G1ザメトロポリタンを制覇している[4]。 「幻の最強馬」[5]と称される第7仔シルバーステート(父ディープインパクト)は、脚部不安で大成を果たせなかったものの、主戦の福永祐一からは騎乗経験のある歴代の名馬と比べても圧倒的な競走能力を持っていたと極めて高い評価を受けており[6]、種牡馬としてもシンジケートが即日満口となる程の人気を博している[4]。その全弟の第8仔ヘンリーバローズも新馬戦で翌年のダービー馬ワグネリアンとハナ差のマッチレースを演じ[7]、全兄と同じく故障に悩まされ僅か2戦で競走生活を終えながらも種牡馬入りを果たした[8]。 シルバーステートの登場によってシルヴァースカヤの繁殖牝馬としての評価も高まり、2017年のセレクトセールではその全弟となる第9仔の牡馬(後のリスト)がキーファーズによって2億6000万円(税抜)の高額で落札されている[9]。翌年のセレクトセールでも同じくシルバーステートの全弟となる第11仔の牡馬が1億8000万円(税抜)でトニー倶楽部によって落札されている[10]。 2021年9月10日をもって繁殖を引退。 引き続き繋用されており、リードホースをしていることがキャロットクラブの会報誌にて判明した。[11]。 繁殖成績
血統表
参考
外部リンク
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