ショウナンマイティ(Shonan Mighty)[1]は日本の競走馬。おもな勝ち鞍に2012年の産経大阪杯。
戦績
- 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[5]
2010年7月11日、阪神競馬場での2歳新馬戦でデビューし、1着[6]。3か月後の京都競馬場でのオープン特別萩ステークスも差し切って2連勝としたが[7]、1番人気で迎えた年末のラジオNIKKEI杯2歳ステークスはダノンバラードの8着に終わった。3歳を迎え、初戦の若駒ステークスは3着としたものの、クラシック前哨戦の弥生賞は4着、青葉賞も5着に終わって春のクラシック出走は叶わなかった。8月札幌競馬場の1600万下特別ポプラステークスを勝って[8]秋のクラシック戦線に臨むも、神戸新聞杯、菊花賞ともに三冠達成のオルフェーヴルの前に5着、8着に終わり、12月の鳴尾記念は追い出しが遅かったもののレッドデイヴィスの2着に差し込んだ[9]。
4歳となった2012年は3月のオープン特別大阪城ステークスが使い出しとなり、ミッキーパンプキンの2着。続く産経大阪杯は後方の競馬から直線で前を行くフェデラリスト、トーセンジョーダンらを差し切って重賞初制覇を遂げた[10]。管理する梅田智之にとっても、これが初の重賞制覇となった[11]。間を開けて鳴尾記念2着、宝塚記念でもオルフェーヴルの3着に入ったが、この後長期休養に入る。5歳初戦の京都記念でトーセンラーの3着、産経大阪杯2着を経て安田記念に駒を進め、レースでは後方から進めて直線で追い込むも、勝ったロードカナロアにクビ差届かない2着に終わった[12]。この後休みを挟みつつ3戦していずれも4着以下に終わるが、2014年の安田記念では10番人気かつ渋った馬場ながらジャスタウェイ、グランプリボスに続く3着に入った[13]。レース後は長期にわたって戦列を離れ、2016年のアメリカジョッキークラブカップで復帰もレース途中に向正面で左前繋靱帯不全断裂を発症して競走を中止、これが最後のレースとなった[14]。2月12日付で競走馬登録を抹消されて種牡馬に転じ[2][15]したのち、2月21日に手術を行った[16]が、その後静養中に死亡した[17]。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチ[5]およびnetkeiba.com[18]に基づく。
競走日 |
競馬場 |
競走名 |
格 |
距離(馬場) |
頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 |
タイム (上り3F) |
着差 |
騎手 |
斤量 (kg) |
1着馬(2着馬)
|
2010.07.11
|
阪神
|
2歳新馬
|
|
芝1800m(良)
|
16
|
7
|
14
|
06.20(2人)
|
1着
|
1:50.3 (34.0)
|
-0.1
|
浜中俊
|
54
|
(ローザディアマント)
|
0000.10.30
|
京都
|
萩S
|
OP
|
芝1800m(良)
|
10
|
3
|
3
|
02.80(2人)
|
1着
|
1:49.3 (33.6)
|
-0.1
|
浜中俊
|
55
|
(メイショウオオゾラ)
|
0000.12.25
|
阪神
|
ラジオNIKKEI杯2歳S
|
GIII
|
芝2000m(良)
|
15
|
7
|
12
|
03.10(1人)
|
8着
|
2:02.8 (35.6)
|
-0.6
|
浜中俊
|
55
|
ダノンバラード
|
2011.01.22
|
京都
|
若駒S
|
OP
|
芝2000m(良)
|
10
|
4
|
4
|
05.30(2人)
|
3着
|
2:01.7 (34.3)
|
-0.0
|
浜中俊
|
57
|
(リベルタス)
|
0000.03.06
|
中山
|
弥生賞
|
GII
|
芝2000m(良)
|
11
|
8
|
11
|
08.50(4人)
|
4着
|
2:01.1 (34.0)
|
-0.1
|
浜中俊
|
56
|
サダムパテック
|
0000.04.30
|
東京
|
青葉賞
|
GII
|
芝2400m(良)
|
18
|
5
|
9
|
03.70(2人)
|
5着
|
2:29.1 (34.1)
|
-0.3
|
浜中俊
|
56
|
ウインバリアシオン
|
0000.08.20
|
札幌
|
ポプラS
|
1600
|
芝2000m(良)
|
13
|
8
|
13
|
02.30(1人)
|
1着
|
2:01.5 (34.0)
|
-0.2
|
浜中俊
|
55
|
(ギンザボナンザ)
|
0000.09.25
|
阪神
|
神戸新聞杯
|
GII
|
芝2400m(良)
|
11
|
5
|
6
|
07.70(4人)
|
5着
|
2:29.3 (33.5)
|
-1.0
|
武豊
|
56
|
オルフェーヴル
|
0000.10.23
|
京都
|
菊花賞
|
GI
|
芝3000m(良)
|
18
|
8
|
18
|
33.80(8人)
|
8着
|
3:04.0 (35.6)
|
-1.2
|
武豊
|
57
|
オルフェーヴル
|
0000.12.03
|
阪神
|
鳴尾記念
|
GIII
|
芝1800m(良)
|
13
|
2
|
2
|
10.20(6人)
|
2着
|
1:45.6 (33.3)
|
-0.0
|
武豊
|
55
|
レッドデイヴィス
|
2012.03.04
|
阪神
|
大阪城S
|
OP
|
芝2000m(良)
|
9
|
8
|
8
|
02.00(1人)
|
2着
|
1:48.6 (35.2)
|
-0.0
|
武豊
|
56
|
ミッキーパンプキン
|
0000.04.01
|
阪神
|
産経大阪杯
|
GII
|
芝2000m(稍)
|
12
|
8
|
11
|
09.00(6人)
|
1着
|
2:05.5 (34.3)
|
-0.2
|
浜中俊
|
56
|
(フェデラリスト)
|
0000.06.02
|
阪神
|
鳴尾記念
|
GIII
|
芝2000m(良)
|
10
|
7
|
8
|
02.70(1人)
|
2着
|
2:00.2 (32.9)
|
-0.1
|
浜中俊
|
57
|
トゥザグローリー
|
06.24
|
阪神
|
宝塚記念
|
GI
|
芝2200m(良)
|
16
|
1
|
2
|
08.90(6人)
|
3着
|
2:11.4 (35.0)
|
-0.5
|
浜中俊
|
58
|
オルフェーヴル
|
2013.02.10
|
京都
|
京都記念
|
GII
|
芝2200m(良)
|
11
|
8
|
10
|
04.00(2人)
|
3着
|
2:12.8 (34.9)
|
-0.3
|
浜中俊
|
57
|
トーセンラー
|
0000.03.31
|
阪神
|
産経大阪杯
|
GII
|
芝2000m(良)
|
14
|
3
|
3
|
09.60(2人)
|
2着
|
1:59.1 (32.9)
|
-0.1
|
浜中俊
|
57
|
オルフェーヴル
|
0000.06.02
|
東京
|
安田記念
|
GI
|
芝1600m(良)
|
18
|
1
|
2
|
05.70(3人)
|
2着
|
1:31.5 (32.8)
|
-0.0
|
浜中俊
|
58
|
ロードカナロア
|
0000.10.06
|
東京
|
毎日王冠
|
GII
|
芝1800m(良)
|
11
|
5
|
5
|
02.60(1人)
|
6着
|
1:47.1 (32.8)
|
-0.4
|
浜中俊
|
56
|
エイシンフラッシュ
|
2014.02.17
|
東京
|
東京新聞杯
|
GIII
|
芝1600m(重)
|
14
|
5
|
10
|
04.50(2人)
|
10着
|
1:33.8 (34.3)
|
-0.6
|
浜中俊
|
57
|
ホエールキャプチャ
|
0000.04.06
|
阪神
|
産経大阪杯
|
GII
|
芝2000m(良)
|
8
|
2
|
2
|
13.20(4人)
|
5着
|
2:01.0 (35.3)
|
-0.7
|
浜中俊
|
57
|
キズナ
|
0000.06.08
|
東京
|
安田記念
|
GI
|
芝1600m(不)
|
17
|
6
|
11
|
37.1(10人)
|
3着
|
1:37.3 (37.3)
|
-0.5
|
北村宏司
|
58
|
ジャスタウェイ
|
2016.01.24
|
中山
|
AJCC
|
GII
|
芝2200m(良)
|
16
|
2
|
4
|
50.3(11人)
|
競走中止
|
|
-
|
L. コントレラス
|
56
|
ディサイファ
|
血統表
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ショウナンマイティ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年5月18日閲覧。
- ^ a b “ショウナンマイティ引退、種牡馬に [News]”. 中央競馬実況中継 競馬実況web. 日経ラジオ社 (2016年2月12日). 2021年5月18日閲覧。
- ^ “平松さとし「藤田菜七子だけじゃない。JRAでデビューしたある女性ジョッキーの苦悩と現在」”. Yahoo!Japan ニュース. 平松さとし/Yahoo Japan Corporation. (2018年1月30日). 2021年5月18日閲覧。
- ^ “【宝塚記念】32秒台の男!!マイティ不気味”. スポーツニッポン. 2022年7月2日閲覧。
- ^ a b “ショウナンマイティ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年5月18日閲覧。
- ^ “ショウナンマイティが抜け出しデビューV/阪神新馬”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2010年7月11日). 2021年5月18日閲覧。
- ^ “ショウナンマイティ豪快な末脚で2連勝/萩S”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2010年10月30日). 2021年5月18日閲覧。
- ^ “桜花賞馬マルセリーナが札幌で馬場入り/次走報”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2011年8月21日). 2021年5月18日閲覧。
- ^ “エスポワールシチー、次走は東京大賞典も視野に”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2011年12月7日). 2021年5月18日閲覧。
- ^ “【産経大阪杯】(阪神)~ショウナンマイティが大外一気で重賞初V”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2012年4月1日). 2021年5月18日閲覧。
- ^ “ショウナンマイティ梅田智師「これで宝塚記念に」/大阪杯”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2012年4月2日). 2021年5月18日閲覧。
- ^ “世界の韋駄天ロードカナロア、マイルも制して2階級王者に!/安田記念”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2013年6月2日). 2021年5月18日閲覧。
- ^ “「この馬は気持ちが世界一ですね」/安田記念レース後コメント”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2014年6月8日). 2021年5月18日閲覧。
- ^ “【AJCC】ショウナンマイティ復帰戦で故障”. 2016年1月25日閲覧。
- ^ “ショウナンマイティ、北海道へ移動し種牡馬に”. 2016年2月11日閲覧。
- ^ “ショウナンマイティの手術成功 10時間に及ぶ大手術”. netkeiba.com (2016年2月23日). 2018年11月4日閲覧。
- ^ “Twitter 矢野牧場のアカウント” (2018年4月28日). 2018年11月4日閲覧。
- ^ “ショウナンマイティの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2021年5月18日閲覧。
- ^ a b c “ショウナンマイティ 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年5月18日閲覧。
- ^ a b c “ショウナンマイティの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2021年5月18日閲覧。
外部リンク