イギリスにおいて乗馬スポーツで最も成功した選手にたとえられる。愛馬Valegroと数々のメジャー大会を連覇し全ての馬場馬術のメジャータイトルを獲得した上、世界記録を持つ。イギリス代表選手としてオリンピック馬場馬術とEuropean Team Dressage championshipsおいてイギリス団体チームの優勝に貢献している。
愛馬Valegroの引退に伴い、幾頭かの新しい馬に騎乗した。9歳牝馬のMount St John Freestyleと参加した世界馬術選手権2018 FEI World Equestrian GamesとGrand Prix Spécialの両大会おいて団体と個人競技で銅メダルを獲得した。
幼少から青年期
ロンドンのインフィールド地区で生まれ, 2歳の時に乗馬をはじめた。3歳でポニークラブの障害飛越競技で2位になった。そのような中で母親が乗馬を継続して行けるようポニー馬を売買して贖った。幼少期に、学習障害の一種のディスレクシアと診断を受けている。青年期にはイギリス国内のHorse of the Year Showにおいて4回、All England Jumping Course at Hicksteadにおいて3回勝者となっている。
経歴
トレーナーだったDebbie Thomasと出会ってから馬場馬術に転出、イギリスの馬場馬術オリンピック金メダリストのカール・ハスラーのもとで働きながら才能を見いだされた。
2011年ハスラーらによって後の愛馬になるValegroをあてがわれ、国際大会に初参加した。馬との相性がよくオランダのロッテルダムで開かれたEuropean Dressage Championshipで金メダル、同じ2011年ロンドンで行われたFEIワールドカップグランプリで優勝した。
2012年には2012 World Cup freestyle eventにおいてスコア87.875%で優勝し、2015年4月19日アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスで開催されたthe FEI World Cupでは最終日の競技でスコア94.169%という成績で優勝した。これにより国際メジャータイトルを同じ馬に騎乗して4連覇するというかつてなかった記録を成し遂げた。
2019年のEuropian Dressage Championshipへ(馬名)Mount St John Freestyleに騎乗して参加した。団体競技において一時銀メダルが確定したが馬の左ひばら部に潜血が認められたため4位になった。[6]個人競技で銀メダルを獲得している。
東京2020オリンピックの後2021年9月ドイツのハーゲンで行われたEuropian Dressage Championshipにおいて(馬名)Gioに騎乗して参加、団体競技で銀メダル、そして個人競技で銅メダルを獲得した。同年12月17日イギリスのLondon International Horse Show開催中行われたDressage World Cupにおいてフリースタイルで金メダルを獲得した。