シャングリラ市
シャングリラ市 、または香格里拉市[1] [2](シャングリラし、チベット語:སེམས་ཀྱི་ཉི་ཟླ་གྲོང་ཁྱེར།、ワイリー方式:Sems kyi nyi zla grong khyer、中文表記: 香格里拉市、英文表記: Shangri-La City)は、中華人民共和国雲南省デチェン・チベット族自治州に位置する県級市。チベットではカム地方南部にあたる。自治州の州政府の所在地であり、市政府は建塘鎮に位置している。デチェン・チベット族自治州を構成する2行政区(徳欽県、維西リス族自治県)と共に国家級貧困県に指定されている。 チベット語でギャルタンと称され、チベット文化圏の南東端にあたり、北は徳欽(ジョル)、南は麗江を連絡する滇蔵公路における要衝となっている。ソンツェリン寺や虎跳峡が有名。また獰猛な性格で知られるチベット犬の産地でもある。 地理
![]() 歴史漢代は羌の居住地であり、吐蕃により神州都督が、その後南詔により剣川節度が設置されていた。1293年(至元30年)、元朝は中甸を政院轄地吐蕃等路宣慰司の管轄とし、その行政区は清末まで継承された。 中華民国が成立すると1913年に中甸県(ちゅうでんけん、チベット語:རྒྱལ་ཐང་རྫོང་།、ワイリー方式:rgyal thang rdzong、中文表記: 中甸县)が設置され、更に1957年に自治州管轄と改編、2001年12月17日にジェームズ・ヒルトンの小説『失われた地平線』の中で描かれているユートピア(理想郷)シャングリラ (Shangri-La) の名を採用し、2002年5月5日に中華人民共和国国務院から承認を得て[3]、シャングリラ県に改名された。2014年12月16日市制施行[4][5]し、シャングリラ市(香格里拉市)となり現在に至る。 行政区画→「中華人民共和国の行政区分」を参照
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関連項目
脚注
外部リンク |
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