ザ・シック、ザ・ダイイング...アンド・ザ・デッド!
『ザ・シック、ザ・ダイイング...アンド・ザ・デッド!』(原題: The Sick, The Dying... And The Dead!)はアメリカのスラッシュメタルバンド、メガデスの16作目となるスタジオ・アルバムである[1]。 概要レコーディングは2019年に開始されたが、コロナウイルスのパンデミック、デイヴ・ムステインの闘病、デイヴィッド・エレフソンのスキャンダルおよび解雇など様々な出来事があり、完成までに2年以上かかった。 2021年にデイヴィッド・エレフソンが解雇されたため、急遽テスタメントのスティーブ・ディジョルジオがレコーディングに参加。ベースパートを録り直した。キコ・ルーレイロにとっては2作目、ダーク・ヴェルビューレンにとっては初めてのレコーディングだった。2人の作曲面での貢献も大きく、キコは8曲、ダークも2曲でクレジットされている。メンバー全員がクレジットされていた「ユースアネイジア」を除けば、デイヴ以外のメンバーが最も多くクレジットされているアルバムである。 レコーディングが開始してから、デイヴ・ムステインの咽頭がんが発覚。がんとの闘病生活を続けながらのレコーディングとなった。 ベースの後任として、エレフソン復帰前にベースを担当していたジェイムズ・ロメンゾがサポートメンバーとして2021年のツアーに参加、翌2022年に正式メンバーとして復帰した。 2023年2月に武道館を含む東阪3公演が実現。武道館公演ではかつての盟友マーティ・フリードマンが3曲(Countdown to Extinction, Tornado of Souls, Symphony of Destruction)で共演し、24年ぶりのステージでの再開を果たした。 反響全米チャートでは過去2番目に高い初登場3位を記録(過去最高記録は「破滅へのカウントダウン」で全米2位)。イギリスでも過去最高となる初登場3位を記録した。日本ではオリコンチャート初登場10位を記録。「ユナイテッド・アボミネイションズ」以来となるトップ10圏内にランクインした。 収録曲
脚注
外部リンク
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