サンクトペテルブルク地下鉄5号線(サンクトペテルブルク5ごうせん)(別名 フルンゼンスコ(フルンゼ)-プリモルスカヤ(沿海)線)は、サンクトペテルブルク市プリモルスキー区のコメンダンツキー・プロスペクト駅(司令官大通り駅)とフルンゼンスキー区のメジュドゥナロードナヤ駅(国際駅)とを結ぶサンクトペテルブルク地下鉄の路線である。
概要
1997年にサドーヴァヤ駅〜チカロフスカヤ駅間が4号線として完成。その後、2008年12月20日に5号線としてズヴェニゴロヅカヤ(ズヴェニゴロド)駅〜ヴォルコフスカヤ(ヴォルコヴォ)駅間が開通。2009年3月7日にそれまで4号線であった区間のコメンダンツキー・プロスペクト(司令官大通り)駅〜サドーヴァヤ(庭園)駅間を吸収し、この区間も5号線として運行開始した。将来的には南北側とも延長計画がある。
運行形態
車内放送
車両
歴史
- 1997年9月15日:サドーヴァヤ(庭園)駅 - チカロフスカヤ(チカロフ)駅が、既に開業していた4号線の延長として開通。なお、アドミラルチェイスカヤ(海軍省)駅はホームのみ用意されていたが、出入口が作られず未開業。
- 1999年1月14日:チカロフスカヤ駅 - スターラヤ・デレヴニャ(古い村)駅が4号線として開通。なお、クレストフスキー・オストロフ(十字架島)駅は工事が間に合わず未開業。
- 1999年9月3日:クレストフスキー・オストロフ(十字架島)駅が開業。
- 2005年4月2日:スターラヤ・デレヴニャ(古い村)駅 - コメンダンツキー・プロスペクト(司令官大通り)駅が4号線として開通。
- 2008年12月20日:ズヴェニゴロズカヤ(ズヴェニゴロド駅)駅 - ヴォルコフスカヤ(ヴォルコヴォ)駅が5号線としての初めての区間として開通。この時点ではオブヴォドニー・カナル(オブヴォド運河)駅は未開業。
- 2009年3月7日:ズヴェニゴロズカヤ(ズヴェニゴロド駅)駅 - サドーヴァヤ(庭園)駅がつながり、4号線の区間だったサドーヴァヤ駅からコメンダンツキー・プロスペクト(司令官大通り)駅が5号線に編入される。ドストエフスカヤ駅からスパスカヤ駅までのトンネルが同日完成し、スパスカヤ駅が4号線の新たな西側の終着駅となる。また、ドストエフスカヤ駅からサドーヴァヤ駅までの従来の軌道は4号線と5号線の連絡線として残される。
- 2010年12月30日:オブヴォドニー・カナル(オブヴォド運河)駅が開業する。ホームやエスカレーター用の斜坑はこの区間の開通時にはほぼ完成していたが、地上駅舎が置かれる商業施設の完成が遅れたため、路線開通から約2年遅れでの駅の使用開始となった。
- 2011年12月28日:スポルティヴナヤ駅とサドーヴァヤ駅の間にアドミラルチェイスカヤ(海軍省)駅が開業する。1997年9月15日に4号線としてこの区間が開通して、14年余り経過しての開業であった。当初からホームだけは整備されていたが、地上駅舎の場所の選定に手間取り、決定後に駅舎建設とエスカレーター用の斜坑の掘削を行ったためである。
- 2012年12月28日:ヴォルコフスカヤ(ヴォルコヴォ)駅 - メジュドゥナロードナヤ(国際)駅が開通。
駅一覧
脚注
関連項目