サンクトペテルブルク地下鉄4号線(サンクトペテルブルク4ごうせん)(別名 プラボベレズナヤ(右岸)線)は、サンクトペテルブルク市アドミラルチェイスキー(海軍省)区のスバスカヤ(救世主)駅とネフスキー区のウーリッツァ ディベンコ駅(ディベンコ通り駅)を結ぶサンクトペテルブルク地下鉄の路線である。
概要
1985年にアレクサンドル2世広場駅~ボリシェヴィキ大通り駅間が完成。2009年3月7日に4号線区間のコメンダンツキー・プロスペクト駅(司令官大通り駅)~サドーヴァヤ駅(庭園駅)間は5号線に吸収された。右岸線の別名を持つが、ネヴァ川の右岸を走るのは現在の路線の約半分だけで、スバスカヤ(救世主)駅からプロシャチ・アレクサンドラ・ネフスコゴ2駅(アレクサンドル・ネフスキー広場2駅)の間は左岸を走っている。当面の路線延長計画も左岸側であるが、将来的には再び右岸側に延伸される予定である。
運行形態
車内放送
車両
歴史
- 1985年12月30日:プロシャチ・アレクサンドラ・ネフスコゴ2(アレクサンドル・ネフスキー広場2)駅 - プロスペクト ボリシェヴィコフ駅(ボリシェヴィキ大通り駅)が開通。
- 1987年10月1日:プロスペクト ボリシェヴィコフ(ボリシェヴィキ大通り)駅 - ウーリッツァ ディベンコ(ディベンコ通り)駅が開通
- 1991年12月30日:プロシャチ・アレクサンドラ・ネフスコゴ2(アレクサンドル・ネフスキー広場2)駅 - サドーヴァヤ駅(庭園駅・現在は5号線のホームとなっている)が開通。
- 1992年7月1日:第一次開通区間にあるクラスノグヴァルデイスカヤ(赤衛隊)駅がノヴォチェルカスカヤ駅に改称。
- 1997年9月15日:現在は5号線となっているサドーヴァヤ駅 - チカロフスカヤ駅が4号線として開通。なお、アドミラルチェイスカヤ(海軍省)駅は未開業。
- 1999年1月14日:現在は5号線となっているチカロフスカヤ駅 - スターラヤ・デレヴニャ(古い村)駅が4号線として開通。なお、クレストフスキー・オストロフ(十字架島)駅は未開業。
- 1999年9月3日:クレストフスキー・オストロフ(十字架島)駅が開業。
- 2005年4月2日:現在は5号線となっているスターラヤ・デレヴニャ(古い村)駅 - コメンダンツキー・プロスペクト(司令官大通り)駅が4号線として開通。
- 2009年3月7日:ドストエフスカヤ駅からスパスカヤ駅までのトンネルが完成し、スパスカヤ駅は4号線の新たな西側の終着駅となる。サドーヴァヤ駅からコメンダンツキー・プロスペクト(司令官大通り)駅が5号線に転換される。また、ドストエフスカヤ駅からサドーヴァヤ駅までの従来の軌道は4号線と5号線の連絡線として残される。
- 2011年12月28日:5号線に転換されたあとのスポルティヴナヤ駅とサドーヴァヤ駅の間にアドミラルチェイスカヤ(海軍省)駅が開業する。1997年9月15日に4号線としてこの区間が開通して、14年余り経過しての開業であった。当初からホームだけは整備されていたが、地上駅舎の設置に時間がかかったためである。
駅一覧
脚注
関連項目