サムシング・ワイルド (アルバム)
『サムシング・ワイルド』(Something Wild)は、フィンランドのメロディックデスメタルバンド、チルドレン・オブ・ボドムが1997年に発表した初のスタジオ・アルバム。 解説レコーディング当時のバンド名はInearthedで、当初はベルギーのShiverというレーベルからリリースされる予定だったが、その後スパインファーム・レコードがInearthedに興味を示し、バンドは同社との契約に当たってチルドレン・オブ・ボドムと改名する[3]。音楽的にはネオクラシカルメタルの要素が強く、アレキシ・ライホは『Guitar World』誌2010年10月号におけるインタビューで「俺達はイングヴェイ・マルムスティーンなんかとは全然違ってたよ。ただ、確かにクラシック的な要素はあるよな、特にギター・ソロはね。当時はその手の音楽が多くて、特にヨーロッパじゃ、どのギター・プレイヤーもああいうことをやっていた。俺は、その中の一人にはなりたくないって決心したんだ」と語っている[4]。 日本盤ボーナス・トラックのうち「チルドレン・オブ・ボドム」は1998年にリリースされたシングル曲で、次作『ヘイトブリーダー』(1999年)には別ヴァージョンが収録された[5]。また、「マス・ヒプノシス」はセパルトゥラのカヴァーで、トリビュート・アルバム『Sepultural Feast - A Tribute to Sepultura』(1998年)に提供された[6]。これら2曲は、2008年にスパインファームから発売された再発CDにも収録された。ただし、2002年のデラックス・エディション盤ではボーナス・トラックがスレイヤーのカヴァー「サイレント・スクリーム」とスコーピオンズのカヴァー「ドント・ストップ・アット・ザ・トップ」に変更されている[7]。 フォンランドのアルバム・チャートでは1997年の最終週に初登場35位となり、12週トップ40入りして最高20位を記録した[2]。 収録曲特記なき楽曲はアレキシ・ライホ作。
ボーナス・トラック日本初回盤(TFCK-87155)、2008年ヨーロッパ再発盤、2012年日本盤SHM-CD(UICN-2001)に収録。
2002年デラックス・エディション盤ボーナス・トラック
参加ミュージシャン
脚注・出典
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