ゴンザガ・ブルドッグス
ゴンザガ・ブルドッグス(英語: Gonzaga Bulldogs([ɡənˈzæɡə])、愛称: Zags)は、アメリカ合衆国ワシントン州スポケーンに本部を置くゴンザガ大学のスポーツ競技チームである。NCAAディビジョンIのノンフットボール・カンファレンス[注 2]であるウェスト・コースト・カンファレンスに所属。 競技チーム
男子バスケットボール→詳細は「ゴンザガ・ブルドッグス男子バスケットボール (英語版)」を参照
![]() ゴンザガ大学男子バスケットボールは、同校のスポーツプログラムにおいて最も成功したチームである。ホーム試合は2004年からマッカーシー・アスレチック・センターで行われており、当時アリーナを開設してからNCAA最長記録となる100連勝でスタートしていたが、2007年2月にサンタクララ・ブロンコス (サンタクララ大学) に打ち切られた。 同チームは2020-21シーズン終了時点で、22年連続NCAAトーナメントに出場し、2012-13シーズンには主要サイトの全米ランキングで初めて1位にランクインした。特にアシスタントコーチであったマーク・フューがヘッドコーチに昇格した1999年以来[3][4]、ブルドッグスはNCAAトーナメント出場を逃したことがなく、フューHC就任以来の勝率は8割を超えるなど、男子カレッジ・バスケットボール界において全米屈指の強豪校として地位を確立している。所属するウェスト・コースト・カンファレンスは中堅カンファレンスであるが、ブルドッグスは最もメジャーカンファレンス (パワー5) に近いチームである。 同チームからはこれまでに15人の選手がWCC年間最優秀選手に選ばれており[5]、1961年に1試合平均32.4得点を記録したフランク・バージェス、2006年に1試合平均28.1得点を記録したアダム・モリソンの2人がNCAAシーズン得点王になった歴史がある。モリソンに関しては、同シーズンにナショナル・カレッジ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれている。 同大学は1990年代半ばから中堅カンファレンスに所属するバスケットボールチームの強豪校として地位を確立してきた。1999年にエリート・エイトまでシンデレラ・ランした年から、NCAAトーナメントには全て出場し、2008-09シーズンからは最も権威のあるAP世論調査による最終投票ランキングに常にランクインしている。また、2016-17シーズン開幕以降すべての週間投票に登場し、105週連続というのは男子バスケットボール史上16番目に長い連続記録である。1995年以降のWCCカンファレンス・タイトル戦は1回を除いてすべて出場。1998年以降はすべてカンファレンスタイトル戦に出場し、16勝を挙げている。2016-17シーズンにブルドッグスは大学史上初のファイナル・フォーに進出し、全米選手権決勝まで進んだが、ノースカロライナ大学に敗れた。2020-21シーズンはレギュラーシーズン26勝0敗の無敗を達成し歴史的な年となった。同チームはNCAAトーナメント第1シードを獲得し、ノーフォーク州立大学スパルタンズ、オクラホマ大学スーナーズ、クレイトン大学ブルージェイズ、USCトロージャンズ、UCLAブルーインズを抑えて全米選手権決勝に進出した。決勝ではベイラー大学ベアーズに86-70で敗れ、悲願の優勝とは成らなかった。 ライバル校
→詳細は「ゴンザガ大とセントメアリーズ大の男子バスケットボールにおけるライバル関係」を参照
ゴンザガ大学にとって最大のライバルは、同カンファレンスに所属するセントメリーズ大学である。多くのアナリストやメディアはこのゲールズ対ブルドッグスを、西海岸のカレッジ・バスケットボール界で最高のライバル関係の1つであると評している[6][7]。 ワシントン大学→詳細は「ゴンザガ大とワシントン大の男子バスケットボールにおけるライバル関係」を参照
同じ州内で最も熱いライバル関係を築いているのは、ワシントン大学である。1997年から2006年まで10年間ホーム&ホームシリーズを行ったが、その後、2015年まで休眠状態だった。2016年にはスポケーンでのホーム&ホームシリーズを新たに開始し、少なくとも2023-24シーズンまで毎年ライバル関係を継続することに合意している。 ブリガムヤング大学ブリガムヤング大学 (BYU) とは、過去10年を通じてライバル関係が築かれてきた。1949年12月16日に初めてBYUとブルドッグスの対抗戦が行われ、ブルドッグスが46-41で勝利した。両チームは2011年3月19日のNCAAトーナメント3回戦で、ジマー・フレデッテ率いるBYUが89-67でブルドッグスを破り、スウィート・シックスティーンに進出するまで、再び対戦することはなかった。翌シーズン、BYUはマウンテン・ウェスト・カンファレンスを脱退し、2011-12年のシーズンからウェスト・コースト・カンファレンスに加盟した。それ以来、ブルドッグスはBYUに対して18勝6敗の成績を収めている。 主な出身NBA選手同チームの出身であるNBA選手は、殿堂入りを果たしたジョン・ストックトン[8]のほか、ドマンタス・サボニス[9]、八村塁[10]、ケリー・オリニク[11]、アダム・モリソン、ロニー・トゥリアフ、ブランドン・クラーク、ザック・コリンズ、ダン・ディッカウ、オースティン・デイ、ロバート・サクレ、リッチー・フラーム、ジェレミー・パーゴ、ブレイク・ステップ、ポール・ロジャース、コーリー・キスパート、ジェイレン・サッグスなどが挙げられる。 男子バスケットボール永久欠番
女子バスケットボール→詳細は「ゴンザガ・ブルドッグス女子バスケットボール (英語版)」を参照
過去にあったチームアメリカンフットボール→詳細は「ゴンザガ・ブルドッグス フットボール (英語版)」を参照
ゴンザガ大学が最後にカレッジフットボールに出場していたのは、84年前の1941年である。1892年から1941年までの成績で (1894年から1895年、1900年から1906年のチーム不在を除く) 、129勝99敗20分だった。 ボクシング同大学は元々ボクシングが盛んで、1950年に[カール・マクシー、イーライ・トーマス、ジム・ライリーからなるチームでアイダホ大学と全米タイトルを分け合った歴史をもつ[17][18]。 脚注注釈出典
関連項目
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia