コミュニティーエンジン
コミュニティーエンジン株式会社(Community Engine Inc.)は、主にネットワークを用いた事業を展開していた株式会社。2010年9月30日付けの株主総会の決議により、解散した[1][2]。 スクウェア・エニックスグループに属していた。 運営目的として「人間の遊び心と創造性を、引き出し、組み合わせ、増幅する術を開発すること。」[3]を掲げており、その事業内容は多岐に渡っていた(詳しくは事業内容の項を参照)。 中国に子会社(稀億網絡軟件(北京)有限公司)を有していたが、2007年2月15日に解散している[4]。 事業内容前述の通り、事業内容は多岐に渡るが、主だったものには以下のものがある。
VCEネットワークを用いたオンラインアプリケーション開発のためのミドルウェア。以前はVirtual Community Engineと呼ばれていたものだが、公式サイト上ではVCEという表現に統一されている。「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー(SPOTY)2007」(システム・基盤分野)受賞[5]。2007年12月現在23のアプリケーションに採用されており、VCEを使うと約100人月以上の開発コストを削減できると言われている[6][7]。2008年1月28日現在、最新版はVCE 2.1.0。 ユーザー登録をすれば、Community Engine Plusから無料評価版がダウンロード可能。 主な採用実績
World Synthesizer2008年にリリース予定のネットワークゲームを開発するためのミドルウェア。VCEは主に通信部分に特化したミドルウェアであったのに対し、World Synthesizerはネットワークゲーム開発のための統合的環境を提供する。 名前の由来は、代表取締役である中嶋謙互の提唱する「ワールドシンセサイザー」[8]であると考えられるが、同じものであるかは不明。 大きな特徴として、異なるプラットフォーム間で動作するネットワークゲームの構築が容易になったことが挙げられる。また、各機能はコンポーネント別に分かれており、必要なコンポーネントを組み合わせて使うことができる。 gumonji
コミュニティーエンジンが開発・運営していた環境シミュレーター。オンラインゲームに分類されることもある[9]。キャッチコピーは『いじれてつながるダイナミックな環境シミュレーター』である[10]。
脚注
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