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この項目では、鳥のコミミズクについて説明しています。昆虫のコミミズク(小耳蝉)については「コミミズク (昆虫)」をご覧ください。 |
コミミズク(小耳木菟、Asio flammeus)はフクロウ目フクロウ科に分類される鳥。
分布
アフリカ大陸北部、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸、西インド諸島、ガラパゴス諸島、フォークランド諸島、台湾、日本、ハワイ諸島、ミクロネシア(ポンペイ島)。
日本では冬季に越冬のため全国的に飛来する(冬鳥)。ただし、沖縄周辺にはあまり飛来しない。
形態
全長38.5cm。頭部から背面の羽毛は褐色。腹面の羽毛は薄褐色で、暗褐色の縦縞が入る。
虹彩は黄色。外耳状の羽毛(羽角)が短い(小さい)ことが、和名や英名の由来。
亜種
現在、コミミズクには10亜種が認められる[1]
- 北アメリカ、ヨーロッパ、北アフリカ、アジア北部に分布する[3]。
- Asio flammeus ponapensis (Mayr, 1933)
- ポンペイ島(カロリン諸島東部)に分布する[3]。
- ハワイ諸島に分布する[3]。
- 大アンティル諸島のイスパニョーラ島、キューバなどに分布する[3]。
- Asio flammeus portoricensis (Ridgway, 1882)
- 大アンティル諸島のプエルトリコに分布する[3]。
- Asio flammeus pallidicaudus (Friedmann, 1949)
- ベネズエラ北部、ガイアナに分布する[3]。
- Asio flammeus bogotensis (Chapman, 1915)
- コロンビア・エクアドル・ペルー北西部のアンデス山脈に分布する[3]。
- Asio flammeus galapagoensis (Gould, 1837) - ガラパゴスコミミズク[5]
- ガラパゴス諸島に分布する[3][6]。
- ペルー南部からボリビア、ブラジル南東部、ティエラ・デル・フエゴにかけて分布する[3]。
- Asio flammeus sanfordi (Bangs, 1919)
- フォークランド諸島に分布する[3]。
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A. f. sandwichensisハワイ諸島(
マウイ島)
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A. f. galapagoensisガラパゴス諸島(
ヘノベサ島)
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Asio flammeus flammeus
生態
水辺の草原や湿地等に生息する。単独もしくはペアで生活するが、冬季には小規模な群れを形成し集団で眠る。夜行性だが、昼間に活動することもある。地上に降りたり、杭などにとまっていることが多い。鳴き声は大きく日本語圏では「ギャーウー」と聞こえる。
食性は動物食で、昆虫類、小型の鳥類、小型哺乳類等を食べる。
繁殖形態は卵生で、地表に卵を産む。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
コミミズクに関連するメディアがあります。
ウィキスピーシーズに
コミミズクに関する情報があります。