コスモヴューファーム
有限会社コスモヴューファームは、北海道新冠郡新冠町字東泊津1-2に新たな本場を構える競走馬(サラブレッド)の生産、育成を行う牧場[1]。 歴史1996年にビッグレッドグループ総帥の岡田繁幸によって設立される。1999年に社名変更を行い、現在の名称となった[2]。 2011年は「ゼンノ」冠で知られる大迫正善から一口馬主法人「ウインレーシングクラブ」の経営を譲渡され、傘下に組み込んでいる[3]。 2016年、若者の雇用に積極的で、人材の育成、雇用管理にも優秀な企業であるとして、厚生労働省より生産牧場としては初めて「ユースエール企業」の認定を受けた[4]。 施設本場のほか、5つの分場で競走馬の生産、育成、調教、休養を行う総合牧場である。総面積は230ヘクタールで、315馬房を有する[2]。 本場育成調教を担うエルフ本場は新冠町に位置しており、夏場は涼しく、冬場は降雪量が少ないため、サラブレッドの育成に適している。7棟の厩舎に100の馬房を構え、設備としては、坂路1000m、電動開閉式ゲート、ウォーキングマシーン3基を有し[5]、隣接するセフィーロ分場の屋外トラック1100mと屋内トラック600mを併用して調教を行っている。 分場の広大な放牧地で育った若駒は、1歳秋になると充実した調教設備を持つ本場に集められ、デビューに向けた調教を積まれていく[5]。ビッグレッドファームと同様のハードトレーニングが施され、グループの理念である「丈夫な馬作り」を基本とした育成が行われている[6]。 分場生産や繁殖牝馬の繋養、本場移動前の若駒の管理を行う分場が4つある。当歳馬に対しても、早い時期から夜間放牧が行われている[5]。
代表者岡田亜希子[1] 主な生産馬※括弧内は当該馬の優勝重賞競走。
主な繋養馬繁殖牝馬
過去に繋養されていた繁殖牝馬
なお、転売不明となっている元繁殖牝馬は重賞レースを制しているにもかかわらず、功労馬繋養展示事業の対象馬にならなかった。その後の消息はいずれも不明。 主な所有馬脚注
関連項目外部リンク座標: 北緯42度21分11.4秒 東経142度19分47.4秒 / 北緯42.353167度 東経142.329833度 |