ケヴィン・シャーデ
ケヴィン・シャーデ(Kevin Schade、2001年11月27日 - )は、ドイツ・ポツダム出身のサッカー選手。プレミアリーグ・ブレントフォードFC所属。ポジションはFW。 クラブ経歴ブランデンブルク州のポツダムにて、ナイジェリア人の父とドイツ人の母の間に生まれ、2008年に地元アマチュアクラブのSVバベルスベルクでキャリアをスタートさせた[1]。その後エネルギー・コットブスを経て2018年にSCフライブルクの下部組織へと引き抜かれ[2]、2019-20シーズンからリザーブチームでもプレーし始めた[3]。翌シーズンからリザーブチームのレギュラーに定着し、2021-22シーズン開幕前にトップチーム昇格が決定した[4]。2021年8月21日、ブンデスリーガ第2節のボルシア・ドルトムント戦にて途中交代で早速トップチームデビューを果たすと[5]、5月12日の第14節ボルシア・メンヒェングラートバッハ戦ではトップチーム初ゴールを含む1ゴール1アシストの活躍で6-0での大勝に貢献した[6]。トップチーム1年目となった2021-22シーズンは腹筋の負傷により後半戦3月からの試合を欠場したものの、リーグ戦21試合で4得点を記録した[7]。2022-23シーズンは、負傷によって開幕から出遅れると、堂安律やヴィンチェンツォ・グリフォからレギュラーを奪うことが出来なかったため、前半戦で8試合のみの出場に終わった[8]。 2023年1月4日、プレミアリーグに所属していたブレントフォードFCからオファーを受け、2022-23シーズン終了まで同クラブにレンタル移籍をすることになった。なお、2022-23シーズン終了後に5年契約で同クラブへ完全移籍する契約も同時に結んだ[9]。 代表経歴2019年からドイツの世代別代表でプレーし始め、2023年3月、ハンジ・フリック監督によってドイツ代表から初招集を受けた。そして3月25日、ペルー代表との親善試合にて、後半30分にカイ・ハフェルツとの途中交代でフル代表デビューを果たした[10]。 人物・エピソード2023年、ブンデスリーガ史上初めて女性のマリー・ルイーズ・エタがウニオン・ベルリンのコーチングスタッフ入りすることとなったが、当時シャーデの代理人だったマイク・バルテルがこの決定について、性差別的かつ女性蔑視で、エタを愚弄するコメントをXに投稿した為、バルテルは非難を浴び、シャーデはバルテルを解雇する決断を下した[11]。その際にシャーデは、バルテルの姿勢や考え方にまったく共感できなかったと述べ、自分は平等、多様性を支持し、自身の代理人にも同じ事を求めるとコメントしている[11]。 脚注
外部リンク |