グロリア (U2の曲)
「グロリア」(Gloria)はU2の「October」のオープニングソングにしてアルバムからの2ndシングル。「October」全体にいえることだが、当時、宗教とロックの狭間で揺れていたボノ、エッジ、ラリーの心境を反映し、宗教的な内容となっている。 解説「Gloria」とはラテン語で、「Glory(神)」の意味。サビは「Gloria in te Domine / Gloria exultate」とラテン語で歌われているが、これはボノがポール・マクギネスから借りたグレゴリオ聖歌のレコードの影響である。しかしボノはラテン語が分からなかったので、マウント・テンプル・スクール時代の同級生や先生に翻訳してもらった。他にも「Only in You I'm complete」「The door is open / You're standing there」といった聖書の言葉が散りばめられている。 またパティ・スミスのカバー経由で知ったヴァン・モリソンの「Gloria」も意識している。
アダムが初めてベースソロを披露している。 PV監督はメイアート・エイヴィス。ロケ地は「October」のレコーディングを行ったウインダム・レーン・スタジオ近くのグランド・セントラル運河に浮かべた荷船の上。当時、PVが珍しかったという事情も相まって、MTVでヘビーローテーションされ、U2の知名度アップに一役買った。 ライブOctoberツアーからLovetownツアーの途中までセトリに入っていたU2のライブ人気曲。計350回以上ライブで演奏されている[2]。その後しばらく演奏されなかったが、Vertigoツアーで復活し、I&Eツアーでも演奏された(その際、ヴァン・モリソンの「Gloria」を挿入している)。 カバー評価イヤーオブ1981年ホットプレス読者が選ぶ年間ベストアイリッシュシングル第4位[3] オールタイム2006年ナショナル・レビュー(アメリカ)が選ぶ歴代ベスト保守ロックソング第6位[4] 脚注
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