グレイル (競走馬)
グレイル(欧字名:Grail、2015年3月7日 - 2019年11月14日)は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍に2017年の京都2歳ステークス。 半兄にダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)を制したロジチャリス(父:ダイワメジャー)[2]、半姉に新潟ジャンプステークス(J-GIII)制したのグッドスカイ(父:ステイゴールド)がいる[3]。 生涯2015年3月7日、北海道安平町のノーザンファームにて生産。翌2016年のセレクトセール1歳馬市場に上場され、(株)カナヤマホールディングスによって5,600万円(税抜)で落札された[4]。 栗東・野中賢二厩舎に入厩し、10月22日の新馬戦(芝2000m)でデビュー。台風21号による大雨で極端に時計のかかる不良馬場でのレースとなったが、2着ストーミーバローズをクビ差競り落として新馬勝ちを飾った。勝ち時計は2分12秒9だった[5]。2戦目は京都2歳ステークス(GIIIに出走。ゴールまで手前を変えないなど未完成な部分も見せたが、ゴール寸前で1番人気のタイムフライヤーをアタマ差捉え、重賞初制覇を果たした[6]。3歳となり初戦の共同通信杯(GIII)では単勝1.8倍の圧倒的1番人気に推されるも、直線で伸びを欠き7着に敗れた[7]。デビューからの3戦で手綱を取った武豊から岩田康誠に乗り替わった皐月賞(GI)ではスタートで出遅れ、後方からメンバー中上がり3ハロンが最速タイである34秒8の脚で追い込むも6着に終わる[8]。東京優駿(日本ダービー)(GI)では良いところがなく14着に沈み、レース後に剥離骨折が判明して3ヶ月以上の休養を要すると診断された[9]。 故障は早々と全快し、トライアル競走であるセントライト記念(GII)で3着をステップに菊花賞(GI)へ挑んだ。いつも通り後方からレースを進めるが、超スローペースが仇となって10着に終わった[10]。続いて中日新聞杯(GIII)で古馬との初顔合わせとなったが13着に沈んだ。その後半年近く休養となって4歳となり、7月21日の福島テレビオープンで復帰(単勝2番人気6着[11])[12]。2戦目のオールカマーで3着となった後、右前球節骨折が判明。手術が施されて休養となり[13]、2020年2月の復帰を目標に調整が続けられた[13]。しかし11月14日、斃死を理由にJRAの競走馬登録を抹消した[14][15]。 競走成績以下の内容は、netkeiba.comの情報[16]に基づく。
血統表
出典
外部リンク |
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