クリスティン・スコット・トーマス
デイム・クリスティン・スコット・トーマス(Dame Kristin Scott Thomas, DBE, 1960年5月24日 - )は、イギリスの女優。 来歴イングランド、コーンウォール州出身。実父も継父も飛行機のパイロットで、どちらも事故死している[1][2][3]。ドーセットで過ごし、19歳でフランスに移った[4]。女優のセレナ・スコット・トーマスは妹。 映画初出演となった『プリンス/アンダー・ザ・チェリームーン』でいきなりラジー賞の最低助演女優賞にノミネートされてしまうなど、キャリアの初期では苦労が多かったが、その後、1994年公開の『フォー・ウェディング』で英国アカデミー賞助演女優賞を受賞。1996年公開の『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー賞主演女優賞の候補となった。 ロンドンのセントラル・スクール・オブ・スピーチ&ドラマ及びパリの国立舞台芸術技術学院で学び、フランス語が堪能なため、自分が出演した作品のフランス語版を自ら吹き替えることもある。 2008年、アントン・チェーホフの『かもめ』でローレンス・オリヴィエ賞を受賞した。 2010年、第63回カンヌ国際映画祭のオープニングセレモニーの司会を務めることが決定した。 2014年2月、「今後、映画に出演することはない」と発表した。年齢を重ねるにしたがって、与えられる役の幅が狭まってきたことが主な理由である[5]。しかし、現在でも尚女優として活動している。 私生活フランス人医師と結婚し、三児をもうけたが18年の結婚生活ののち離婚した。 シャーロット・ランプリング、ジェラール・ドパルデュー、ジェーン・バーキンや『イングリッシュ・ペイシェント』で共演したジュリエット・ビノシュ、レイフ・ファインズとも親しい間柄である。 2003年にはOBE(大英帝国勲章第4位)、2015年にはDBE(大英帝国勲章第2位)に叙され、Dame(ディム)の称号を持つ他、2005年にレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章している。 主な出演作品
参照
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