ギミチョコ!!
「ギミチョコ!!」(英:Gimme Chocolate!!)は、BABYMETALの配信シングル。2015年5月31日にearMusicからイギリス限定で発売された[3]。 概要当楽曲は、TAKESHI UEDA(AA=、元THE MAD CAPSULE MARKETS)が楽曲提供&サウンドアレンジを担当しており、2013年12月21日に幕張メッセイベントホールで行われた「LEGEND "1997" SU-METAL聖誕祭」で初披露され、ニッポン放送のラジオ番組「ゴールデンボンバー鬼龍院翔のオールナイトニッポン」で初オンエアーされた[4]。その後、2014年2月26日に発売された1stアルバム『BABYMETAL』に新曲として収録[4]され、2015年5月31日にイギリスで配信シングルとしてリリースされた[3]。 音楽性冒頭はスラッシュメタル的な展開に乗せて、スクリーム担当のYUIMETALとMOAMETALの二人が「あたたたたた ずっきゅん! わたたたたた どっきゅん! ずきゅん!どきゅん!ずきゅん!どきゅん!」といったオノマトペ風な歌詞を歌唱するパートで始まり、そこからメインボーカルのSU-METALが歌うサビでは、はっきりとした長調へと入れ替わり、ポップス的なメロディになる構成で、それを再び同じフレーズで繰り返すという楽曲になっている[5]。また、歌詞はチョコレートを食べ過ぎても大丈夫といった内容になっており、SU-METALは「ギミチョコ!!は、チョコレートを食べ過ぎて太ることを気にする女の子や、試験勉強を頑張った後にチョコレートが凄く食べたいといった女の子のことを歌にした曲です。」と語っている[6]。 批評音楽ライターのBrian Mansfieldは、米日刊紙「USAトゥデイ」の「BABYMETALのビデオは最高の傑作-それともその反対?」と題した記事の中で、「デスメタルとEDMのリズム、甘ったるいJ-POPのメロディが奇妙に混ざり合ったサウンド。スピーカーを引き裂くようなギター攻撃で始まって、それがすぐにマシンガンのように速くて小鳥のように陽気なボーカルとコーラスに変わる。まるでチョコレートコーティングされたシリアルと土曜の朝のTVアニメみたいにハマる。とってもくせになる作品。」と評価した[7][8]。また、米テレビ局Fuseが運営する音楽情報サイト「FM」では、「史上最も実験的なガールズグループの曲9曲」の一つに選ばれ、「初めて聞く人には全く耳障りだ。でも、すぐにコーラスと一緒にハミングしていることに気づくだろう」と紹介された[9][10]。 ミュージック・ビデオ当楽曲のミュージック・ビデオ(以下MV)は、INNI VISIONが映像監督を務め[11]、2013年12月21日に幕張メッセイベントホールで行われた「LEGEND "1997" SU-METAL聖誕祭」で初披露されたときの映像が使用されており[4]、YouTube上のオフィシャルチャンネルで2014年2月4日にショートバージョン[4]が、2月25日にフルバージョン[12]が公開された(2015年4月16日にはearMusicのオフィシャルチャンネルでも公開[13])。また、再生回数では公開から1年で2300万回(2015年2月25日時点)を超え、日本国外のミュージシャンにも好意的に受け入れられるなど、世界的に注目されるきっかけのMVとなった[12](その後、2019年3月9日には再生回数が1億回を突破[14]、2024年12月19日には再生回数が2億回を突破した[15])。なお、同MVは、1stアルバム『BABYMETAL』の初回生産限定盤の特典DVDに収録されている[4]ほか、2015年7月21日に公開されたWebCM動画「Chromecast :夢中になろう。YouTube を、テレビへ。( むすめん。篇)」で使用された[16]。 ライブ・パフォーマンステレビ番組でパフォーマンスを行っており、日本では2015年12月25日に放送のテレビ朝日「ミュージックステーションスーパーライブ 2015」[17][18]で、アメリカでは2016年4月5日に放送のCBS「ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア」[19]で初披露された。また、当楽曲のみのコラボレーションライブも行っており、2015年6月12日にイギリスの「ダウンロード・フェスティバル 2015」でドラゴンフォースのステージにシークレットゲストとして参加し、ドラゴンフォースの演奏でパフォーマンス[20]を、同年9月20日には「ULTRA JAPAN 2015」でスクリレックスのステージにサプライズゲストとして参加し、スクリレックスによるリミックスバージョンでのパフォーマンス[21][22]を行ったほか、2017年4月29日に行われたレッド・ホット・チリ・ペッパーズのアメリカ・ツアーにサポートアクトとして出演した際、BABYMETALのライブ終盤で同バンドのメンバーが神バンド(バックバンド)の格好で登場し共に披露した[23]。なお、さくら学院のメンバーもライブでカバーしており、2017年10月9日に東京のTSUTAYA O-EASTで開催された「さくら学院☆2017 ~放課後アンソロジー 紅葉のシャッフル・ナイト~」では、“一夜限りの重音部 BABYMETAL”として麻生真彩・日髙麻鈴・藤平華乃がパフォーマンスを披露した[24]。 出典
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia