キング・グリーン
キング・グリーン(King Green、1986年9月9日 - )は、アメリカ合衆国の男性総合格闘家。カリフォルニア州サンバーナーディーノ出身。ピナクルMMA所属。元KOTC世界ライト級王者。元KOTC世界ジュニアウェルター級王者。 来歴5歳の時に父親が投獄され、母親が薬物依存症であったため里子となった。高校2年生時にレスリングを始め、州のトーナメントに2度入賞した。その後、子供を養うために倉庫の作業員として働きながら総合格闘技を始めた[1]。 KOTC2009年2月27日、KOTC初出場となったKOTC: Immortalでジョン・ウロアと対戦し、腕ひしぎ十字固めで1R一本勝ち。 2010年2月25日、KOTC: ArrivalのKOTC世界ジュニアウェルター級タイトルマッチで王者リッキー・レジャーに挑戦し、右フックでダウンを奪いパウンドで1RTKO勝ち。王座獲得に成功した。 2010年8月13日、KOTC: Imminent DangerのKOTC世界ジュニアウェルター級タイトルマッチで挑戦者ダロン・クルックシャンクと対戦し、ギロチンチョークで2R一本勝ち。王座の初防衛に成功した[2]。 2010年10月7日、KOTC: InfernoのKOTC世界ジュニアウェルター級タイトルマッチで挑戦者ティム・ミーンズと対戦し、2R終了時に試合を棄権しTKO負け。王座から陥落した。 2011年4月21日、KOTC: Moral VictoryのKOTC世界ライト級タイトルマッチで王者ドム・オグラディに挑戦し、3-0の5R判定勝ち。王座獲得に成功し、KOTC二階級制覇を達成した。 UFC2013年2月2日、UFC初出場となったUFC 156でジェイコブ・ヴォルクマンと対戦し、リアネイキドチョークで3R一本勝ち。サブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2014年7月26日、UFC on FOX 12でライト級ランキング3位のジョシュ・トムソンと対戦し、2-1の判定勝ち。 2014年11月22日、UFC Fight Night: Edgar vs. Swansonでライト級ランキング11位のエジソン・バルボーザと対戦し、0-3の判定負け。 2016年6月4日、UFC 199でライト級ランキング11位のダスティン・ポイエーと対戦し、左フックでダウンを奪われパウンドで1RKO負け[3]。 2017年10月7日、UFC 216でランド・バンナータと対戦し、1-1の判定ドロー。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2020年8月1日、UFC Fight Night: Brunson vs. Shahbazyanでランド・バンナータと再戦し、3-0の判定勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2021年8月7日、UFC 265でラファエル・フィジエフと対戦。激しい打撃戦を繰り広げたものの、僅差で0-3の判定負け。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[4]。 2021年11月6日、UFC 268でアル・アイアキンタと対戦し、1Rに右ストレートでダウンを奪いパウンドでTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[5]。 2022年2月12日、UFC 271でナスラット・ハクパラストと対戦し、ボクシングの攻防で終始圧倒して3-0の判定勝ち。なお、この試合でエヴァン・ダナムが保持していたUFCライト級の最多合計有効打数記録を更新した[6][7]。 2022年2月26日、前戦から14日後の試合となったUFC Fight Night: Makhachev vs. Greenでライト級ランキング4位のイスラム・マカチェフと対戦し、パウンドで1RTKO負け。足首の負傷で欠場したベニール・ダリウシュの代役を受けての緊急出場であった[8][9]。 2022年10月7日、5月16日に行われた抜き打ち薬物検査で、グリーンから禁止薬物デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)の陽性反応が検出され、グリーンは小売店で市販されているデヒドロエピアンドロステロンのサプリメントを購入した証拠を提出して短期間の使用であったことが確認されたため、米国アンチ・ドーピング機関(USADA)は出場停止期間を短縮し、グリーンに6カ月間の出場停止処分を科した[10][11]。 2022年12月17日、UFC Fight Night: Cannonier vs. Stricklandでドリュー・ドーバーと対戦。スタンドの攻防で優勢に試合を進めるも、2Rに左フックで逆転のKO負け。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[12]。 2023年7月29日、UFC 291で元UFC世界ライト級暫定王者トニー・ファーガソンと対戦し、肩固めで絞め落とし3R一本勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[13]。 2023年10月7日、UFC Fight Night: Dawson vs. Greenでライト級ランキング10位のグラント・ドーソンと対戦。試合前のオッズでは圧倒的不利と目されていたが、左ストレートでダウンを奪いパウンドで開始33秒のKO勝ち。2試合連続のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[14]。 2023年12月2日、UFC on ESPN: Dariush vs. Tsarukyanでライト級ランキング12位のジェイリン・ターナーと対戦し、テンプルへの右ストレートでダウンを奪われパウンドで1RKO負け。当初は同大会でライト級ランキング9位のダン・フッカーと対戦予定であったが、フッカーが腕を骨折し欠場したためターナーとの対戦に変更された[15]。 人物・エピソード
戦績
獲得タイトル
表彰
脚注
関連項目外部リンク
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