カルミウス川
カルミウス川(カルミウスがわ、英語: The Kalmius、ウクライナ語: Кальміус、ロシア語: Кальмиус)は、ウクライナの都市マリウポリを貫流する2本の川のひとつ。もうひとつの川であるカリチク川は、カルミウス川に合流する。カルミウス川は、マリウポリ近郊でアゾフ海のタガンログ湾に注ぐ[1]。河口付近にはアゾフスタル製鉄所がある。 カルミウスは、後にマリウポリが建設された場所にあった、16世紀のコサックの宿営地の名である[2]。 英語で「カルミウス・トレイル (Kalmius Trail)」と称されるこの川に沿ったルートは、タタールの侵攻に用いられ、いわゆるムラフスキー・トレイルから枝分かれしたルートのひとつとなっていた。 ドンバス戦争さなかの2014年8月、ドネツク人民共和国と称する分離派の勢力が攻勢に出た後、ドネツィク州南部では、カルミウス川が境界となり、ドネツク人民共和国側が支配する東岸と、ウクライナ政府が支配する西岸を分けていた[3]。ドネツク人民共和国側の部隊のひとつは、カルミウス部隊と名付けられていた。 脚注
座標: 北緯47度05分10秒 東経37度34分32秒 / 北緯47.0862度 東経37.5755度
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