カリソメ乙女
「カリソメ乙女」(カリソメおとめ)は日本のシンガーソングライター・椎名林檎による楽曲。いくつかのバージョンが存在する。 概要2006年11月1日、東芝EMI(当時)による椎名の公式サイトがソロ活動を休止した2003年以来初めて更新され、椎名林檎名義での活動再開と映画『さくらん』(2007年2月公開)の音楽監督就任、3年ぶりの新曲「カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」が映画『さくらん』の主題歌として起用される他、椎名の複数の楽曲が作品に使用されることなどが発表された[1][2]。 「カリソメ乙女」には映画『さくらん』主題歌「カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」以外にも複数のスタジオ収録バージョンがあり、劇中ではそれら以外にも未発表の別アレンジ・バージョンも使用されている。またこの楽曲は椎名が『さくらん』の登場人物に感情移入して作られたものであるという[3]。 カリソメ乙女 death jazz ver.「カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」(カリソメおとめ デスジャズ・バージョン)は、2006年11月11日[注 1]より配信限定で発売された「椎名林檎×SOIL&"PIMP"SESSIONS」名義のデジタル・ダウンロードシングル。かねてから親交のあったSOIL&"PIMP"SESSIONSとの共演作で、椎名が他のアーティストとの共同名義で楽曲を発表したのは本作が初めて[3]。映画『さくらん』の主題歌に起用されたが映画本編では使用されず、一部のスポットCMなどにのみ使用された。アルバム『平成風俗』のアナログ盤やDVDビデオ版の『平成風俗 大吟醸』には収録されたがCD化はされず[4]、のちに椎名の4作目のアルバム『三文ゴシップ』(2009年)に収録された際に初めてCD音源化された[5]。しかし同アルバムでは単に「カリソメ乙女」と表記され、「DEATH JAZZ ver.」の部分はクレジットを除き省かれている。
カリソメ乙女 hitokuchizaka ver.「カリソメ乙女(HITOKUCHIZAKA ver.)」(カリソメおとめ ひとくちざかバージョン)は、斎藤ネコにより編曲されたインストゥルメンタル・バージョン。2007年1月17日に「椎名林檎×斎藤ネコ+椎名純平」名義で発売されたシングル「この世の限り」にカップリング曲として収録されている[注 2]。後にアルバム『私と放電』に収録された。サブタイトルの「hitokuchizaka」は、収録スタジオの一口坂スタジオに由来する。
カリソメ乙女 tameikesannoh ver.「カリソメ乙女(TAMEIKESANNOH ver.)」(カリソメおとめ ためいけさんのうバージョン)は、2007年2月21日に「椎名林檎×斎藤ネコ名義」で発売されたアルバム『平成風俗』に収録されている楽曲[6]。歌詞は「DEATH JAZZ ver.」の日本語詞から英語詞に変更されている。サブタイトル「TAMEIKESANNOH」は、港区赤坂2丁目(溜池山王交差点脇)に所在していた[注 3]所属レーベル東芝EMI(当時)の本社ビル第3スタジオに由来する。
関連項目脚注注釈出典
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