カナダ空軍
カナダ空軍(カナダくうぐん 英語:Royal Canadian Air Force,RCAF 仏語:Aviation royale canadienne,ARC)は、カナダ軍における航空兵力部門(空軍)。1975年に統合軍であるカナダ軍が設立され、これまで独立した空軍組織だったものが統合軍として統合された。 概要王立カナダ軍において、各種航空機を運用している組織であり戦闘機(F/A-18)、輸送機、対潜哨戒機、ヘリコプターなどを運用している。任務として北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)と協力しての本土防空や輸送支援、洋上哨戒、捜索救難などを行なっている。イギリス軍と同じく固定翼哨戒機の運用は海軍ではなく空軍が担当する。 カナダにおいて航空兵力が運用され始めたのは1909年のことである。1924年に独立軍種の王立カナダ空軍(RCAF)に発展している。第二次世界大戦時には、連合国軍の部隊として、欧州及び太平洋戦域に投入されている。東西冷戦期には旧西ドイツ等に兵力を派遣しており、朝鮮戦争にも参加している。 1968年にカナダ三軍を統合し、統合軍であるカナダ軍が編成され、その中で防空軍団や航空輸送軍団、洋上航空群、訓練軍団などが航空兵力の部隊であった。1975年に、航空兵力を一元的に統括する部門が再改編により設置され、カナダ軍の航空兵力部門(Canadian Forces Air Command)となった。 カナダ空軍は13個航空団にて兵力が編成されている。作戦指揮上、実戦部隊は第1カナダ航空師団(1 Canadian Air Division)にまとめられ[1]、司令官はNORADのカナダ管区司令官も兼務している。また、教育部隊は主に、2009年に設立された第2カナダ航空師団(2 Canadian Air Division)の指揮下にある[2]。 2011年8月16日に英語名称は、Canadian Forces Air CommandよりRoyal Canadian Air Forceに戻されている[3][4]。 組織
基地
装備独自の識別コードを使用しているが、基本NATO加盟国製造の航空機を使用。 固定翼機
回転翼機
階級
脚注・出典
外部リンク |
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