オレクサンドル・ウシク 対 ムラト・ガシエフ戦
オレクサンドル・ウシク 対 ムラト・ガシエフ戦(オレクサンドル・ウシク たい ムラト・ガシエフせん)は、2018年7月21日にロシア・モスクワのオリンピック・スタジアムで開催されたプロボクシングの試合。WBC・WBO世界クルーザー級王者のウシクとWBA・IBF世界クルーザー級王者のガシエフが行う4団体王座統一戦でWorld Boxing Super Seriesのクルーザー級の決勝戦。通算で3回目となる4団体統一戦となった。アンダーカードで準決勝でウシクに敗れた前WBC世界クルーザー級王者マイリス・ブリエディスの復帰戦が組まれた。 World Boxing Super Seriesクルーザー級決勝戦までの道のり一回戦2017年9月9日、ベルリンのマックス・シュメリング・ハレでWBO世界クルーザー級王者のウシクとWBO世界クルーザー級9位のマルコ・フックが対戦。ウシクが10回2分18秒TKO勝ちを収め3度目の防衛に成功し、WBSSの準決勝に進出した[2][3]。 2017年9月23日、テキサス州サンアントニオのアラモドームでWBA世界クルーザー級王者のユニエル・ドルティコスとWBA世界クルーザー級6位でWBC世界クルーザー級シルバー王者のディミトリー・クドリャショフが対戦。ドルティコスが2回2分10秒KO勝ちを収め初防衛に成功し、WBSSの準決勝に進出した[4][5][6]。 2017年9月30日、リガのアリーナ・リガでWBC世界クルーザー級王者のマイリス・ブリエディスとWBC世界クルーザー級12位のマイク・ペレスが対戦。ブリエディスが12回3-0(116-110、115-111、114-112)の判定勝ちを収め初防衛に成功し、WBSSの準決勝に進出した[7][8]。 2017年10月21日、ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターでIBF世界クルーザー級王者のガシエフとIBF世界クルーザー級1位のクシシュトフ・ヴウォダルチクが対戦。ガシエフが3回1分57秒KO勝ちを収め初防衛に成功し、WBSSの準決勝に進出した[9][10]。 準決勝2018年1月27日、アリーナ・リガでWBO王者のウシクとWBC王者のブリエディスが対戦。ウシクが12回2-0(115-113×2、114-114)の判定勝ちを収めWBO王座の4度目の防衛とWBC王座の獲得に成功し、WBSSの決勝に進出した[11][12]。 2018年2月3日、ロシアのソチにあるボリショイ・アイス・ドームでIBF王者のガシエフとWBA王者のドルティコスが対戦。ガシエフが12回2分52秒TKO勝ちを収めIBF王座の2度目の防衛とWBA王座獲得に成功し、WBSSの決勝に進出した[13][14][15]。 決勝2018年5月11日、サウジアラビアのジッダでWBSSの決勝戦が行われる予定であったが[16]、ウシクがトレーニング中に腕を負傷した為、夏頃に延期となった[17]。 2018年6月20日、同年7月21日にロシア・モスクワのオリンピック・スタジアムで、WBC・WBO王者のウシクとWBA・IBF王者のガシエフによる4団体統一戦及びWBSS決勝戦が行われることが発表された[18]。 2018年7月20日、前日計量が行われ、両者とも199ポンドを計測し両者とも一発で計量をパスした[19]。 2018年7月21日、オリンピック・スタジアムで行われたWBA・WBC・IBF・WBO世界クルーザー級王座統一戦に於いて、ウシクが12回3-0(119-109×2、120-108)の判定勝ちを収め4団体統一に成功すると同時に、WBSSクルーザー級の優勝者となった[20]。 トーナメント表
対戦カード
^Note 1 WBA・WBC・IBF・WBO世界クルーザー級王座統一戦、リングマガジン世界クルーザー級王座決定戦、World Boxing Super Seriesクルーザー級決勝戦 脚注
関連項目外部リンク
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